EL&P図書室3号

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20世紀ポップ・ロック大全集 パンク&レゲエ・ムーブメント 1998年

2017-05-08 10:24:05 | オムニバスアルバム(映像含む)に収録されたEL&P
20世紀ポップ・ロック大全集
パンク&レゲエ・ムーブメント 1998年




英BBCが、
ロックにおける様々なムーブメントが誕生した背景を、
楽曲にとどまらず、
当時のミュージシャンへのインタビューを加えながら、
ドキュメンタリー番組を制作したようです。

日本では数回に渡ってNHKで放映されたらしく、
それを商品化したものの1本です。

DVDBOX化もされているようですが、
レビュー等を読むと、全てが収録されていない等の問題点もあるようですね。

この「パンク&レゲエ・ムーブメント」においては、
「パンク」が出てきた背景として、
プログレッシヴロックが挙げられており、
パンクミュージシャンへのインタビューなどから、

「プロレッシヴロックというのは誰にでも演奏できる音楽ではなくて、
一部の人達の愛好するものなので、誰もが演奏できる身近な音楽として、
パンクが始まっていった。」

みたいな感じでまとめられています。

番組の進行上、
プログレ系のミュージシャンを映像の中に少しだけでも登場させる事が解りやすいと踏んだのか、
最初の映像として、
マントを羽織って演奏するリックがほんの少しだけ登場し、
庶民のファンファーレプロモ映像のキースとグレッグも登場します。
時間的にはリックよりはやや長い感じです。

番組の中では、
プログレの衰退という言い方はしていませんが、
冒頭の作りはそのような印象を受けるようになっています。

但し、80年代に入ってからもアルバムのヒットを飛ばしたプログレ系のバンドも存在するので、
説明時にEL&Pの映像を流すのが、
最も無難であると考えたのでしょう。

キースとグレッグは30秒も映っていないのですが、
このように記載されると、
「庶民のファンファーレ」の演奏がまるごと収録されているような印象を受けますね。



このシリーズ全体の中では、
プログレッシヴロックは蚊帳の外に置かれていているようですが、
ドキュメンタリー番組としては、
かなり面白い作りになっていると思いました。

以上。

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