ザ・ナイスの販促用ペーパー
意外にもサイズはA4の用紙が、
全3枚。
向かって左の上部でホチキス止めをしているのですが、
ホチキスの針自体は新しいです。
一見、「青焼き」(ジアゾ式コピー)に見えますが、
「青焼き」ではない用紙を使用しているようです。
文字の形状からして、
通常の印刷ではなく、和文タイプを用いているようで、
それが紫色の文字になっています。
文字の色は部分的にかすれたりしていますね。
記載事項から、いつ頃に作られたものかを知る事ができました。
『残念なことにザ・ナイスのレコードは、従来日本ではレーベルの関係で1枚も出ていなかつたが、英イミデイェイト・レーベルを確保している東芝レコードでは、急遽9月10日にシングルの7分にも及ぶ名演「アメリカ」、そして11月には本邦初LP「ザ・ナイスの思想」とたて続けに発売し、噂だけで音に接することのできなかつたナイス・フアン、ニュー・ミュージック・ファンの期待に応える模様である。
本国イギリスでは8月15日に3枚目のアルバム“NICE”が発売されたが、これは片面はフイルモア・イーストでの実況録音を収めた野心的なアルバムで、実況の曲目はデイランの「She Belongs To Me」「Rondo 69」の2曲で25分にも及び熱演、そしてもう片面にはスタジオ録音が入っている。最新のNME紙でもナイスのこのアルバムが表紙にでかでかと扱われている。』
以前、このブログで、
「日本では、「ジャズ+クラシック/ロック=ナイス」が、「少年易老学難成」より先に発売されたようです。」
と書きましたが、
上の文章から察するに、「ナイスの思想」を発売する時に、
英国でリリースされたばかりの「『ジャズ+クラシック/ロック=ナイス』を同時期に発売をしたために、
「少年易老学難成」が後になってリリースされたという事なのでしょう。
全般的には、ザ・ナイスのベタ誉め内容となっていて、
ストーンズやジミ・ヘンドリックスやクリームを引き合いに出しつつ、
それさえも凌駕する勢いを宿している事を伝えようとしています。
リー・ジャクソンや、ブライアン・ディビスンの演奏家としての力量も、
かなり評価した記述が見られますね。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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意外にもサイズはA4の用紙が、
全3枚。
向かって左の上部でホチキス止めをしているのですが、
ホチキスの針自体は新しいです。
一見、「青焼き」(ジアゾ式コピー)に見えますが、
「青焼き」ではない用紙を使用しているようです。
文字の形状からして、
通常の印刷ではなく、和文タイプを用いているようで、
それが紫色の文字になっています。
文字の色は部分的にかすれたりしていますね。
記載事項から、いつ頃に作られたものかを知る事ができました。
『残念なことにザ・ナイスのレコードは、従来日本ではレーベルの関係で1枚も出ていなかつたが、英イミデイェイト・レーベルを確保している東芝レコードでは、急遽9月10日にシングルの7分にも及ぶ名演「アメリカ」、そして11月には本邦初LP「ザ・ナイスの思想」とたて続けに発売し、噂だけで音に接することのできなかつたナイス・フアン、ニュー・ミュージック・ファンの期待に応える模様である。
本国イギリスでは8月15日に3枚目のアルバム“NICE”が発売されたが、これは片面はフイルモア・イーストでの実況録音を収めた野心的なアルバムで、実況の曲目はデイランの「She Belongs To Me」「Rondo 69」の2曲で25分にも及び熱演、そしてもう片面にはスタジオ録音が入っている。最新のNME紙でもナイスのこのアルバムが表紙にでかでかと扱われている。』
以前、このブログで、
「日本では、「ジャズ+クラシック/ロック=ナイス」が、「少年易老学難成」より先に発売されたようです。」
と書きましたが、
上の文章から察するに、「ナイスの思想」を発売する時に、
英国でリリースされたばかりの「『ジャズ+クラシック/ロック=ナイス』を同時期に発売をしたために、
「少年易老学難成」が後になってリリースされたという事なのでしょう。
全般的には、ザ・ナイスのベタ誉め内容となっていて、
ストーンズやジミ・ヘンドリックスやクリームを引き合いに出しつつ、
それさえも凌駕する勢いを宿している事を伝えようとしています。
リー・ジャクソンや、ブライアン・ディビスンの演奏家としての力量も、
かなり評価した記述が見られますね。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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しかしレアな物を、お持ちなんですね!
>ザ・ナイスのメロディーの綺麗な曲
う~ん。何だろう。
私は、ザ・ナイスの楽曲に関しては、
曲名を暗唱できるまで、
浸かっていないというところはあります。
(^^;)
書き手の名前も記していないペーパーですが、
レコード会社が作った事は、
確かだとは思っています。
時代を感じさせる文字ですね。
わたくしザ・ナイスは全く知らないグループでして。
ユー・チューブをチェックしたところ、
人気の曲・ナイスというリストが出ていて、
何曲か聴いてみたのですが。。。
Country Pie Brandenburg Concert No6 とか。
My Back Pages とか。
メロディーの綺麗なフリーズがありました。
ナイスの音に触れてくださって何よりです。
いずれも、ザ・ナイスが演奏している良く知られている曲ですね。
メロディーはクラシックの原曲の良さ、
ボブ・ディランの原曲の良さ、
あるいはクラシックのメロディーの部分的なパクリ等もあると思います。
私は、
自宅でも最近は動画等を見ている時間もないのですが、
音楽もyoutube等で鑑賞できる時代になったので、
お気に入りの楽曲を実際に手にする前に、
全てではないにせよ、
自分の嗜好に合うかどうかも確認できるようになったのだと思います。
今は手頃で長持ちする価格のレコードプレイヤーを何とか入手したいという気持が高まっているところです。
既にこの時点でキースはギターのデイビーを追い出していたので、ナイスはオルガン・トリオという触れ込みで宣伝されているのでしょうか?ちらっと読んだ限りではそういう感じですね。ギターとオルガンの掛け合いバトルへの可能性を感じるファーストアルバム『ナイスの思想』ファンの個人としては非常に残念に思います。
リー・ジャクソンとブリンキーの演奏家としての力量は普通・・以上でも以下でもないと思います。クリームとかジミヘンのバンドに比べちゃうとか、やや無理(彼らはギタートリオだし・・)がありますよね?
ナイスは正にジャズやクラシックの基本をロックに導入、バーンスタインのミュージカル曲やディランやバーズの曲をアレンジというところからスタートしておりますが、王立音楽大学で正式にクラシックやアレンジメント習得したのは当時19歳のデイビーで、歌も聖歌隊に帰属していた彼が最も上手かったんですが、キースは19歳の青年がナイスの中心になるのは認められなかたのでしょう。
キースがグレッグという同等の力関係が保てる相手を見つけられた事が全ての始まりなのだと認識しております。
私はソロソロ購入を決断するかも知れません。
聴ければ良い程度のものですね。
ザ・ナイスのレコードが1枚も販売されていなかった時に、
英国でのライヴパフォーマンスの情報だけが入ってきていたのでしょう。
東芝で初めて販売をするにあたって、
レコード販売店用に制作したものかも知れないですね。
オリストが既に脱退してしまっていることは、
ペーパーの後半部にしっかりと記載されていました。
但し、そこに書かれている理由は、音楽に対する考え方の相違という事になっています。
リー・ジャクソンとブライアン・ディビスンの演奏への関しては、
バンドの勢いがあるとバンドのオーラ力で、
聴いている側も目くらましにあって、
評価も高くなっていたという事かも知れないし、
当時、日本で把握できる情報の少なさから来る、
書き手の想像の産物かも知れないですね。
(知っている人が少なければ文句もでないでしょうから)
キースも去ることながら、
リー・ジャクソンが19歳のデイビーをどのように思っていたかというところも、デイビーがヴォーカルをとらなかった事の要因になっているのですかね。