7月9日(月)今日の学校集会では,夏休みを前に2人の先生から2つのお話をしました。
小学生でもスマホを持っている子がいます。その多くは塾の送り迎えや不審者対策のために保護者が持たせています。しかし,子どもたちは,スマホの便利さを知っていて,様々な使い方ができるようです。ラインだけでなく,オンラインゲームで知らない人たちと通信しながら競っている場合があります。音楽をダウンロードする子もいます。小学生でも自分の情報を簡単に発信することもできます。
さて,小林先生からの指導は「新しいゲーム機を買ってもらって,軽い気持ちでID交換をしてしまった小学生の女の子の話」です。DVDで見て考え,子どもたちに伝えたことは3つです。
①インターネット上で知り合った人を簡単に信用しない
②自分の写真や個人情報を安易に送らない
③他人の写真を勝手に送らない
嫌な思いをしたり,危険を感じたりした時はすぐに相談しましょう。子どもたちにスマホを持たせている家庭では,子どもたちと使い方についてよく話し合い,ルールを決めて下さい。
裕子先生から「万引きは,いけないことだと知っている人」と聞くと全員が手をあげました。次に「友だちに誘われたらどうする?」と聞くと,断るという子がほとんどでした。
さて,今日の話には仲良しのA君とB君が出てくる道徳の教材を使いました。お店で他の人が万引きするのを見てしまったA君が,ぼくも攻略本を万引きすると言いました。仲良しのB君は「そんなのダメだよ。」と言ったものの,A君から「キミがとるわけじゃない。見ているだけでいいんだよ。」と言われる。・・・・結局,店を出て店員さんに呼び止められ,警察官がやってきました。
B君は警察官に「ぼくは何もとっていません。見ていただけです。」と言いました。すると警察官が言いました。「自分が直接とらなくても,見張りをしただけで万引きしたことになるんだよ。B君が見張りをしなければA君は万引きできなかった。B君は万引きという犯罪を手伝ったことになるんだ。」と言われました。
もしも,子どもたちがB君のようにA君から言われたら「きっぱりと断ること。」「見かけたら,家の人や先生に相談すること。」見つからなければいいなんていう軽いものではありません。たとえ仲良しの友だちであっても,やって良いことと悪いことをしっかり判断できることが大切だということを学びました。