稲川小学校
2005-08-13 | 風
写真の学校は、山形県遊佐町立稲川小学校だった、校舎です。
今は、空き舎になってしまってます。
じゃあ、稲川小学校はどうなったかと言いうと、旧藤崎中学校跡地に移転新築されました。
(藤崎中学校は遊佐中学校に統合されたのです。)
今は学校ではない校舎。何だか不思議な光景です。
だって、どう見たって校舎なのに、もう校舎ではないのですから。
「学校」は特別な場所です。
人は人生の多感な時期の大半を「学校」で過ごします。学校は勉強を教わるだけの場所ではなく、人との関わりを学ぶ場所、人間同士がふれ合う場所でもありますから、様々な人々の色々な思いが宿っている場所です。
子供たちの思い、卒業生の思い、父母の思い、祖父母の思い、それに、赴任された先生方の思い、職員の方々の思い、また、その地域の人々が学校に寄せる思いも込められている大切な場所です。
そんな様々な「思い」が宿っているからでしょうか、今は空き舎になって誰もいないと分かっていても、校舎を見ていると何故か子供たちの声が聞こえてくるような気がするのです。
特に、この学校の卒業生とは中学校(藤崎中学校)で一緒で、今でも大切な友として交友があることもあり、彼等の子供だった頃の声が、校庭から、教室から、グラウンドから聞こえてくるようなのです。
俊勝くん、廉造くん、敏弘くん、裕之くん、茂くん、昭二くん、正宏くん、宏記くん、勇くん、慶二くん、・・・、それに、好さん、久美さん、ひろみさん、美樹さん、弥生さん、千賀子さん・・・、みんなみんな元気ですか。
あなたたちの稲川小学校は、鳥海山に抱かれたとても素晴らしい小学校でした。