今日(10/8)は朝から快晴で、気持ちの良い朝だったのですが、北の空に聳える鳥海山を見てビックリしました。なにやら山頂から巨大な煙が立ち上っている様子ではありませんか。
これは噴火ではないか?と、ちょっとドキドキしたのですが、火山情報も警報も無かったし、周りの人々の様子にも特段変わった様子もなかったので、雲?と思いなおして、これは面白いと撮影してみました。
しばらく眺めていると、ちょうど山頂から立ち上っているように見える煙は少しずつ山頂からずれていったので、やはり雲かと安心しました。
鳥海山は、今から70万年ほど前から何千回もの噴火を繰り返して成長してきた活火山です。噴火とその噴火による地震などの天変地異は山麓近在の人々のみならず、ときの朝廷をも怖れさせ、蝦夷反乱の予兆とも考えられて各所に大物忌神を祀って、これに封戸、位階、勲等を贈りその怒りを鎮めようとしたほどだそうです。
現在は第3活動期と呼ばれる時期にあたっていて、数十年から数百年に1回程度の割合で噴火しています。
最近では、昭和49年3月1日に噴火をしています。複数の火口から小規模な水蒸気爆発を約2ヶ月ほど繰り返し、沈静化しました。このときの噴火は実に150年ぶりの噴火で、それまで鳥海山は休火山と思われていたのですが、あらためて活火山であることを見せつけたのでした。
この最近まで続いている鳥海山噴火の記録は587年にまで遡っていて、日本最古の記録が残っている阿蘇山(553年)に次いでいて、東日本では最古の記録だそうです。
昭和49年3月の噴火のとき私は中学生で、母校の遊佐町立藤崎中学校(現在は遊佐中学校に統合されました)の北側校舎の二階の窓から、ドキドキしながら眺めたことを今でも鮮明に覚えています。
今日のこの風景は、あの時のドキドキが蘇ってくるような鳥海山でした。
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