秋の夕日にエノコログサが輝いています。
「エノコログサ」の名前は、この花穂が子犬のしっぽに似て「犬コロ草」と
呼ばれたところからきていると言うことで、別名は花穂を猫に見せると
よくじゃれることから「猫じゃらし」とも言われます。
例えが犬や猫ということから分かるように、とても身近な植物で日本全国
どこでも見ることができますよね。
つまりは、どこにでもある平凡な植物です。
でも、平凡だから価値が無いかと言われればそんなことは無いのだと思い
ます。特別なもの、希少なものにだけ価値があって、平凡なものには無い、
なんていうのはとても単純で浅い考えです。
平凡なものには平凡である故の意味と価値があると思うのです。
私たちの暮らしの中にとけ込み、意識しないままに実は人間の心の奥底に
ひっそりと咲いて私たちの心を支えてくれているのです。
例えば、エノコログサがこの世から消えてしまったら・・・・、それはそれは寂
しい風景に違いありません。
誰しもが子どもの頃にこのエノコログサで猫と遊んだことがあるはずです。
そのときの楽しさや猫の仕草の可愛らしさ、知らず知らずのうちに命の健気さ
や優しさ尊さを感じていたのではないでしょうか。
その感覚は、人として生きてゆくのにとても大切なものだと思うのです。
あなたの優しさは、エノコログサからもらったものかもしれませんね。
写真は、エノコロ草の中でも一番好きな「コツブキンエノコロ草」です。
穂が茶褐色で、秋の日に金色によく輝くキンエノコロ草のハーフサイズという感じです。
撮影DATA
Nikon D300s
TAMRON SP 90mm MACRO F2.8
名曲の数々を、なんと山形弁 (正確には村山弁) で熱唱
抜群の歌唱力が素晴らしい! 大ヒット中。
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