教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

リペアも出来ます

2013-05-02 | お店情報

そうそう、正しい楽器選びが出来ても、どうしても不具合や改造などをしたくなる場合も多々あるので、

そんなときはT☆ROCKSに持ってきてちょ!

相談はもちろん無料よ!

 

詳しくは↓URLで!

http://t-rocks.jp/2013/komu/komu.html


機材選び

2013-05-02 | 音楽的アドバイス

自分の機材を選ぶ場合、まあ好きな楽器を選べばいいんだけど、どこに基準を置くかは大事だよね。

音であったり、恰好であったり、値段、弾きやすさ、あるいは重量なんて場合もある。

俺もねえ、もう全部覚えていないほどベースは所有していたね。常に20本くらいね。

今は数えられるくらいね、ほとんど売ってしまった。

昔は個性的なのが好きだったね。だからフェンダージャズベース、プレシジョンベースとか大嫌いだった。

古臭いし、オッサン臭いし、立ち上がり遅いし、時代遅れでしょって思ってたね(笑)。

ギブソンの方が好きだったし、日本のメーカーもイヤだったな。

そうだなあ、見た目はサンダーバードが最高にかっこいいと思うし、実際構えると似合うって言われるんだけど、

弾きにくさに負けました(笑)。あと細かいことを言えばネックがマホガニー材なので柔らかいので、ちょっと心配。

ま、ギブソンレスポールベースを所有していたときは特に問題なかったけどね。あれもマホでしょ?

 

あと、みんなはあんまり気にしないかもしれないけど、重量ね。個人的には4弦ベースの場合、4.2kgをベストとする。

もちろん軽い方がいいけど、あんまり軽すぎるとヘッド側が落ち気味になるね。主にボディがベースの重量の

すべてになるんで、ヘッド側はそこまで大きく重量を減らせないんだよね。トラスロッド入ってるし。ま、軽量ペグに

変えることで500gくらいは少なく出来るかな?

以前、サドウスキーUSAを所有していたときは3.9kgだったけど、ペグに普通のやつがついていたから、

座って腿にボディを載せて弾いているとヘッドが少し下がったね。

また、そこまで気にしているので楽器屋に行っても試奏させてもらうと大体重量がわかるんだよ。

4.2kgと4.3kgは明確にわかるね。「これは重い」って言ったら「ボディが黒だからそう感じるのでは?」って

のたまった店員がいたけど、誰に物言ってるんだ?(笑)。キャリアだけは倍くらい違うぞ(笑)。

ミリメーターじゃ、TOSHIさんの弦高の低さと、重量のシビアさは有名なんだ(笑)。

楽器屋はヘルスメーター置いておくべきだね。ギターはあんまり重くないけどさ。ベースは500g違うと元々重いから

相当違うんだよね。ネットでも重量を明記してる楽器屋さんも多いしね。

大御所のオーダー品でも軽い物って指定している場合も凄く多い。ツアーで使うとね、だんだん負担になるんだろうね。

サドウスキーもサウンドや作りの良さの他に「軽量」も売りにしてる。

 

あとは当然音ですな。あとはと言うか、やはり一番最初にくる項目だね。

これがグっとくるとやはりクラっときますな(笑)。

ただ、これもなかなか難しくて、アンプによるところも大きいからなあ。違うアンプで同じ物を弾かせてもらうと、

印象が違ったりするもんね。一番確実なのはミキサーでも用意してもらってヘッドフォンで聞くのが一番

素の音がわかるのでいいんだけど、これはよっぽど親しい楽器屋さんじゃないと難しいよね。やったことあるけど(笑)。

まあでもさあ、4~5万円の楽器でそれ言うのもどうかと思うけど20万円くらいだったら言ってもいいんじゃない?

俺が逆の立場だったら、20万円で後悔されたらかわいそうすぎるから、しっかり吟味して欲しいもんね。

あと、意外とその時に張ってある弦にも左右されるから気を付けよう。新品でサスティンがまだある状態の弦だと

しっかり鳴るので正しい判断が出来るよね。弦が古くなっていたり、弦高が高くて弾きづらいとか、サスティンが

少ない状態だとやはり印象が違ってしまう。

そうそう、中古楽器でね、前の持ち主の弦が張ったままになっている場合も多くて、ステンレス弦が張ってあった

時があってさ、やはり印象が違ったよね。正しい判断がしにくいのでなかなか難しい。

 

あとはメンテナンス性も気になるところ。フェンダーのカスタムショップ製のオールドを再現したやつは、

メンテナンスや操作性の部分もきちんと再現したものが多いので、そこは俺的にはいただけない。

ロッドを回すのにネックを外さないといけないのはきつい。逆巻きペグもダメ。

ま、当然そこを改善して音はオールド風にしている物もいっぱいあるんだけど、そっちの方が好きだね。

 

ボディの色に関しては、まあどうしてもって言うならペイントし直しちゃうってのがあるね。

ただプロに頼むと4万円くらいはかかると思うので、新たなる出費が大きいよね。音も厳密には変わるはずだけど、

そこまでびっくりするほどは変わらない。俺はわかった試しがない(笑)。

この前、知り合いに安くやってもらったんだけどね。時間はかかったけどコストパフォーマンス最高。

小さな部分は拘らないから仮にどこか塗りムラとかあってもハッキリわからなければ気にしないよって

言っておいたんだけど、そこも完璧にやってもらえて良かった。

この辺はクライアント次第だね。完璧を求めるなら専門に看板をかかげているところに頼むに越したことは無い。

 

電気系統はどうでもいい。個人的には。PUが壊れているんなら話は別だけど、ポッドとか配線なら簡単に直る。

 

ベースはギターと違ってネックの長さ、弦によるテンションが大きく違うので、購入後、自分の好みにセッティング

すると、ネックの状態が安定しない場合もある。弦の太さも元と違うかもしれないしね。

この辺は安定するまで少しずつロッドを回したり、弦高を調整したりする必要がある。ここをやらない人も多いね。

買ったままって人も多いんだよなあ。「だっていじるの怖いでしょ?」って、俺も初めの頃思っていたけどね。

弦高なら別に怖くない。ロッドも少しずつ回せば大丈夫。オクターブチューニングも当然。

ネックを外してロッドを回すとか、シムを噛ませてネック角度を変える・・・とかはちょっと初心者には荷が重いかなあ。

まあ、でも自分で出来ることならやった方が楽器を知る機会にもなるし、トラブルにも対処しやすくなるので

いいと思うよ。それ以外はプロに任すと。