「STORMBRINGER」こちらも、観るのが楽しみなバンドでもある。
まっすぐなメタルをやっているバンドなんだけど、文字通り直球勝負、真っ正直なメタルを
一糸乱れず演奏してくれる。ただ、それだけ。ただ、それだけなんだけど、それをグレード
高くやってくれるのはなかなか難しいんだよね。
メタル系の音楽って、まあ、言ってしまえば、例えばハイトーンボーカルとか、ギターの早弾きとか、
ツーバスであるとか・・・もっと乱暴な言い方をすれば爆音であればなんとかかっこはつく音楽・・・
なんて印象があるかも知れないけど、それだとやっぱり特にまた観たいとは思わないんだよね。
ここのバンドはバンド全員の楽器の音、ボーカルが一塊になって攻めてくる感じ。
当たり前のことだけど、練習して全員の息を合わせて、クセをつかんで、自然にここまで
持ってきてやっているんだけど、実はそこまで持ってくるのがなかなか大変なことである。
「一体感がない」「メンバー間の息を合わせて」「縦の線を揃えて」「ドラムに合わせて」・・・
ほぼ言っていることは同じなんだけど、良く俺が言っている言葉。
この辺はメンバー間の相性もあるかも知れない。
自然に苦労せず合わせやすい人も居るかもしれないし、気を付けてクセを読み合って
いかないとうまく合わせるのが難しい場合もある。
STORMも乱れることもないわけではないけど、印象として一気に歌と演奏が、
直線で心に響いてくる感じ。うん、やっぱり一体感だな。
散弾銃じゃなくて大砲って感じ?変な例えだ(笑)。