コミュニケルーム通信 あののFU

講演・執筆活動中のカウンセラー&仏教者・米沢豊穂が送る四季報のIN版です。

湘南へ 大仏さんと啄木と その2

2012-03-15 | Weblog
【鎌倉ひとり】


一気に更新出来なくて。
昨日のつづきをちょっと。







鎌倉の
小町通りの小(ち)さきみせ
シラス丼など食ひてみるかな

お味噌汁がついていて、それなりに美味しかったよ。
しばし小町ブラして。

小町通りは、いわゆる鎌倉のメインストリート。
お食事処、サテン、お土産物屋さんなどがひしめき合っている。



和ろうそくを作って売っているお店も。
ふと立ち止まってしまう。

駅前の銀行の前に托鉢僧が目を瞑って立っている。
微動だにしない。まるでお地蔵さんのようだ。
春のやわらかな日差しを浴びて・・・。

私なぞ僧籍にあるものの、とてもこうは出来ない。




鎌倉へ来たら江ノ電に。








江ノ電は鎌倉から藤沢まで走っている。


半日コースの時間配分を考えて・・・。
鎌倉文学館へ。



建物は、加賀百万石の旧藩主前田家の別邸を改築したものである。
広い前庭から眺めて見ると、見事な洋風建築であった。

来館者は私を含めて3人。
展示室には鎌倉所縁の作家たちの肉筆原稿や、愛用した万年筆も。
何だかインクの匂いがしてきたような。私も万年筆派だ。
パイロットを3本持っている。

ふと
  秋の日の 図書館の ノートとインクの匂い・・・♪(クリックしてみてね)
なんて歌が脳裏に浮かぶ。


文学館と言えば、金沢の石川近代文学館へは折々に行くが、やや雰囲気が違う。
いずれも私にとっては、好きな空間である。

鎌倉は色々な顔があるが、文学都市でもある。
明治、大正、昭和と多くの文人が住んだ。
康成、漱石、龍之介、晶子・・・。

「鎌倉文士」という言葉に憧れのようなものを感じていた、往年の文学青年
yoーサンだった。

コーヒーブレイクにしまっし。
つづきは、つづきに?