6月21日の記事にも書きましたが、啄木の歌「石狩の空知郡(そらちごおり)の牧場のお嫁さんより送りきしバターかな」が、私の古き蔵書の1冊「文芸・啄木読本」の裏表紙にあります。雪印バターの広告の絵です。バターの絵も雪印のマークもとても懐かしく、まさに郷愁を感じます。
本の発行が昭和30年3月、私は小6、早熟な文学少年でした。定価120圓とあります。当時私は珠算塾に通っていましたが、その月謝が100円、おやつの大きな三角パンが10円、ハガキが5円でした。消費税なんて弱い者いじめはなかったです。
私はよく「啄木と似ている」と言われました。啄木は27歳で世を去っています。もし、啄木が私の年齢まで存命だったら、私のような顔になっていたのでは?なんて。(w)この本は何百回も読み、活字の色も薄くなっています。蔵書は多いですがこれほど愛着のある本はありません。
閑話休題
また、メロンのこと。
毎年、富良野メロンを贈って下さる方がある。今年も先日、北海道の寺坂農園さんから直送されてきました。寺坂農園さんの所在地は、北海道空知郡中富良野町です。「空知郡」なんですねぇ。それでまた啄木の歌を想い出していました。
贈り主は「農園のお嫁さん」ではなく福井の方ですが、毎年頂いています。感謝しながらとても美味しく頂戴しました。好物を食べることはとても仕合せを感じる私です。
という訳で、
去年(こぞ)の如 空知郡の農園の メロンが届く仕合せの夏
それではまた。ごきげんよう。
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先生の啄木を語られるときの情熱はとても素敵です。
富良野メロンうれしいプレゼントですね。美味しい
のでしょうね。お相伴にあずかりたいです。
どうぞご自愛なさって下さいませ。
お久しぶりです。
暑中お見舞い申し上げます。
今夏も、稲取で納涼落語会&やさしい自分学(仏道とカウンセリング)をやってきました。落語会は、東京から11名のおじさん方が参加。地元の方も含めて60名。大盛会でした。自分学の方は、宣伝の仕方が悪く、住職・副住職と三人。葬儀・法要の声明を交流してきました。(笑)
yo-さんと啄木。ピッタリと重なります。(笑)