文章は、自分のために書く。自分が読みたいことを書く。自分が楽しいことを書く。
まさに私がブログを執筆するにあたって大事にしていること。大事にしていきたいこと。そのもの。
著者は電通に24年勤務され、コピーライターをされたという
広告やライティング、キャッチコピーの作り方を、いろいろ書いてくださっている。
「ターゲットは想定しない」
「誰かが書いているなら読み手でいよう」
「つまりない人間とは、自分の内面を語る人間」
といったキーワードが心に残った。
「物書きは調べるが、9割9分、5里5毛」
とも書かれている。
「一次資料に当たれ」とも書かれているが、これは図書館などに所蔵されている本を読め。ということらしい。
ネットでも多くの情報に接することができるが、ネット上のものは表面的な物。
「すべて過去を引用しながらちょこっとずつ新しくなっている」
「感動が中心になければ各意味がない」
「思考の過程を披露する」
なるほど。
著者の田中氏によると、「起承転結」の「転」は、
「起承」の部分で提起した事柄に、具体的事例を出して裏付けをする部分。らしい。
私は国語の時間で「転」の部分では「起承」で提議したことの反証を書くので、小論文としてはなかなか困難だ。「序破急」を進める。と教えられた。確かに「転」で提起したこの反証を書くのはなかなか難しいから、私は今まで「序破急」でやっていた。
しかし田中氏によると、「転」の部分では「具体的裏付け」を書く。という。
これも一つのやり方だと思ったので、きっとこれからの文章作りに影響する学びだと思った。
とりわけ、本の中ほどに掲載されている、著者のエントリーシートが、爆笑もの、かつ考察に値する。
長々書くのではなく、印象に残るように、短く、具体的に、ほんの一文程度で書く。
本当にこんなふざけた回答でいいのかはわからないが、一考に値すると思った。