星・宙・標石・之波太(しばた)

星、宇宙、標石、之波太(しばた:柴田)をこよなく愛するサイト。

柴田町内駅前星空観察会

2012-03-01 22:16:20 | 
柴田町・太陽の村で毎月第4火曜日星を見る会を行なっている。(2月27日を参照)
年間、晴天で星が見えるのは半分以下である。
太陽の村は、小高い山(標高200m)であり、時間帯の19時頃から20時までの開催で来られる方は限られている。


そこで、柴田町内にある3つの駅(船岡駅、槻木駅、東船岡駅(阿武隈急行))前広場で、星空観察会の開催を企画した。
無用なトラブルを防ぐため、柴田町に通年(4月から3月)の都市施設内行為許可申請書を提出し、許可を受けている。
許可条件は、2m×2mの広さで通行の支障にならないように等である。

駅前広場のため街灯で明るいが、28cmの集光力と観察対象を月、惑星に限るとそれなりに楽しめる。
平成21年秋から始めて、年間20~30回、開催している。
開催する場所、日時は、管理人の都合、気分次第で決めている。
平日は、サラリーマン等が多い。
土・日曜日は早めに開催する、買い物等の帰りの親子連れを対象とするためである。

本日、日中すっきりした天気では無かったが、夕方、空を見たらそれなりに見えたので、JR東北本線・槻木駅前で実施した。
18時30分から20時30分までの間、約20人の乗降客が金星、木星、月、火星を見ていく。
槻木駅の2Fの会議室で槻木女性コーラスのメンバーが毎週木曜日練習しているという。
メンバーの一人がもう練習が始まっているのに、金星・木星・月を見て歓声をあげていた。
お礼にとチョコレートの差し入れがあった。(遠慮しないでもらうことにしている)(冬場、あったかい缶コーヒーの差し入れも嬉しい)
19時20分頃、金星の下を西から南西方向に行く、飛行物体あり、ISS(国際宇宙ステーション)の通過である。通りがかりの人に知らせ一緒に見る。



天体望遠鏡で星を見たのが初めてという方が多い。
また、多くの方が、星を見て歓声をあげていく。(管理人はその歓声を聞くことで達成感がある)


三角点・小金山・大河原町

2012-03-01 15:29:42 | 標石
今回は、大河原町金ケ瀬の大高山神社裏の遊歩道にある三角点です。

点名:小金山(こがねやま)
種別:三等三角点
基準点コード:TR35740055501
緯度: 38度02分47.2740秒
経度:140度41分17.6127秒
標高:119.38m
所在地:大河原町堤字南石75
備考:明治34年5月に標石が設置されている。
撮影:2009年4月4日



【三等三角点(小金山)】



【友遊小みち(大高山遊歩道)】
大高山神社の駐車場付近にこの遊歩道の入口がある。
三角点はここから約2kmのところにある。
遊歩道には、4月上旬に訪れたとき、福寿草やカタクリの花が咲いていた。




前回、大河原町大谷の三角点を紹介したが地図を付けることを忘れたので、ここに付けておく。




日本スペースガード協会 公開講演会・総会2012

2012-03-01 14:48:43 | 
2月26日(日)午後、東京・新宿にある工学院大学にて公開講演会が開催された。第40回目となる。

今年は、5月21日の金環日食と6月6日の金星の太陽面通過と天文のビックイベントがあり、その解説を高橋典嗣理事長が行った。

続いて、はやぶさ2プロジェクトマネージャーの吉川真准教授(JSGAのスペースガード研究センター長でもある)が鳥取で開催されている国際会議の会場からスカイプで音声のみの講演を行った。小惑星探査機「はやぶさ2」の進捗状況である。
来年度予算が半減以下になった件、宇宙開発委員会で計画が了承され2014年又は予備の2015年打ち上げに向けて準備を進めているという。主アンテナがパラボラから平面となり、2系統(周波数が異なる)となったという。(最近決定したという、画像をJAXAのHPを探したが見からなかった。)ミッションが「はやぶさ」、「はやぶさ2」、「はやぶさMk2」の発展とそれぞれの探査機の目標天体とその意義等の説明があった。



最新の画像は、上面の平面アンテナが2つになっていた。(これは古いバージョン)

最後に、美星スペースガードセンター観測員の浦川聖太郎さんから、「ウイルソン・ハリントン彗星の可視測光観測」の講演があった。太陽系小天体の学術誌「イカロス」に掲載された論文の紹介だ。この彗星は、「はやぶさMk2」の探査候補天体でもある。



講演会終了後、美星スペースガードセンターで発見、登録された小惑星に発見者である協会が命名提案権があり、昨年、次の3件を申請し了承されたものだ。
記念品(命名文、発見時の写真、軌道図が記載されている)の贈呈を行なったが、全員、代理受賞であった。
鈴木章(北海道大学名誉教授・ノーベル化学賞受賞)
海老名(神奈川県海老名市からの命名・協会の講演会等の開催に協力)
瀬尾秀明(元駿台学園理事長・協会の講演会の会場提供の他、多数の天文普及講演会を開催)

公開講演会終了後、総会が開催された。協会の事業・会計年度は1月1日から12月31日まで。
第15回総会であるが、ほとんど、管理人が議長を行っていて、今回も推薦された。
淡々と議事を進行させるだけだ。定時までに議事を終了させた。

おまけ、今年11月14日オーストラリア・ケアンズ付近にて皆既日食が起こる。
2009年、協会主催の上海日食ツアーを催行したが、あいにく雨に降られ、リベンジしたいと会員から声が上がっていた。
11月11日から15日(3泊5日)で金額に不確定部分があるので公表出来ないが、この日程ではかなり高い。
現地でホテル、バス、観測場所の確保料等が高騰しているという。
会員限定のツアーであるため、参加希望者には会員となっていただくことになっている。


日本スペースガード協会については、2月14日に記載しているので、参考にされたい。