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スーパーカミオカンデ強化へ

2017-08-15 23:32:25 | 
今日の朝日新聞第1面

スーパーカミオカンデ強化へ 東大など研究チーム

 日本のノーベル物理学賞受賞につながった素粒子・ニュートリノの観測装置「スーパーカミオカンデ」の
性能を、東京大などの研究チームが大幅に高める。2019年度にもレアアースを水槽内に混ぜ、物質の
成り立ちの解明につながる「反電子ニュートリノ」の観測を目指す。
 スーパーカミオカンデは、岐阜県飛驒市の旧神岡鉱山の地下にあり、直径・高さが約40メートルの水槽に
高感度センサーを取り付け、5万トンの純水で満たしている。この装置でニュートリノに質量があることを
突き止め、東京大宇宙線研究所の梶田隆章所長が15年にノーベル物理学賞を受賞した。
 研究チームは新たに、はるか遠くの宇宙で起きた超新星爆発から放出された反電子ニュートリノの観測を
計画。だが、飛来数が極めて少ないため、現在の感度では検出が難しい。
 研究チームは感度を上げるため、レアアースの「ガドリニウム」に着目。飛来した反電子ニュートリノが、
水槽内で陽子とぶつかると陽電子と中性子が出る。陽電子はチェレンコフ光を発し、中性子を吸収した
ガドリニウムが放出するガンマ線からもチェレンコフ光が出る。この二つの光を目印に観測する。装置を
改造し、水槽内の水に0・1%混ぜることにした。
 ガドリニウムを投入する機器は設置済みで、早ければ19年度にも稼働させて、反電子ニュートリノの
飛来に備える。銀河系のはるかかなたから来る反電子ニュートリノを正確に観測できれば世界初となるという。
 実験を代表する東京大神岡宇宙素粒子研究施設の中畑雅行施設長は「反電子ニュートリノの観測を通して、
超新星爆発の歴史がわかれば、宇宙だけでなく、物質の成り立ちの解明にもつながる」と話している。
(田中誠士、竹石涼子)

この記事中にレアアース「ガドリニウム」が出てきました。
7月22日付けの東京エレクトロンの全面広告「AR元素周期表」によると

ガドリニウム Gd 
原子番号 64
原子番号57~71は性質が似てい「ランタノイド」とまとめられている。
磁気によく反応するので、人体のなかの様子がわかるMRI用の造影剤や、
MOなどの記録メディアに利用される。

常温での状態:固体
原子量:157.3
融点:1313℃
沸点:3273℃
金属元素
天然に存在する元素

空の探検家 武田康男さん

2017-08-14 23:22:32 | 
今日の朝日新聞「ひと」気象現象の不思議を美しい映像で伝える「空の探検家」武田康男さん(57)


 雷雲から放電で宇宙に向かって赤い光が放たれる現象「スプライト」。南極の空に青白く浮かぶ
「夜光雲」……。普通なら生涯一度も見られないような気象現象の撮影に次々成功している。
 その始まりは幼いころに見た流星かもしれない。小学生のとき、父親の一眼レフカメラで星を
撮り始めた。「望遠レンズは高くて買えなくて」。木で作った筒にレンズをはめて月や金星を
撮り、洋服ダンスや押し入れを暗室にした。
 高校時代、星を追って遠出し朝を迎える。光を帯びていく雲にも魅せられた。いつどこでどう
狙うか、失敗から学び、気象現象が起きる瞬間を逃さぬ技をつかんだ。
 「オーロラを見る。南極へ行く。地学教師になる。本を出す」。多くの夢をかなえる道筋を考え、
まず千葉県の高校教師になった。2008年12月から1年3カ月、50次観測隊で南極越冬。
昭和基地で誰も撮ったことがない夜光雲を狙って撮影に成功した。零下35度まで冷えていくと
ともに変化する雪の結晶も撮りためた。
 「あらゆる空の現象を撮って解説したい」。写真家、気象予報士、大学教員、どれにも収まり
きれず、考えた肩書が「空の探検家」だ。講演やテレビでも伝え続ける。20冊目となる新著は、
「地球が平らなら水平線は見えない」など身近な風景から「地球が丸い証拠」を実感させる新しい
試みだ。
 (文・写真 中山由美)

1年半前?、仙台市天文台にて武田さんの講演会を聞きに行った。
様々な気象現象をスライド上映をしました。その際、この気象現象をパネルにしたものを無料で
貸し出すとの話がありましたが、開催期間の関係で断念したことを思い出しました。

昨日の朝日新聞にも武田康男さんが出ていました。


 『地球は本当に丸いのか? 身近に見つかる9つの証拠』 武田康男〈著〉
書評)学校には丸い地球儀があり、図鑑を開けば宇宙から捉えた丸い地球の写真が載っている。
私たちは肉眼で地球を外側から確認したこともないのに、自然に、そして無意識に地球は丸いものだ
と信じ込んでいる。そういった「信念」に囲まれて生きている。生まれたときに自分のそばにいる
大人を親だと思い、食事は一日三食、人は恋愛をするものと思っている。これらも本当に正しい
のかどうか確認する前に信じていることだ。
 では、地球は本当に丸いのだろうか。宇宙に行かずに、現在地からそれを証明することはできる
だろうか。この本はもし地球が平らだったらこうはならないという身近な証拠を、美しい写真と
キャプションで紹介する。言われてみれば確かにそうだ、証拠の数々に世界の深淵を感じる。
 こういうものだと教わった事に疑問を持ち、ゼロからそれを立証するという作業は何事においても
重要な姿勢だ。夏休み、お子さんにもぜひ読んでもらいたい。
サンキュウータツオ(学者芸人)

地球が丸い証拠が9つあるという。
1.地球が平なら水平線という概念がない。船が遠ざかるとき最後にマストが見えなくなる。
2.北の方向に行くに従い北極星の高度が高くなる。
3.月食の時、地球の影が丸い。

管理人は、ここまでしか思い出せない。

枝野自治センター講演会Ⅱ

2017-08-13 23:14:57 | 仙南地区
角田市枝野自治センターで8月11日午前中に講演会が開催されました。
当日は歴史講演会とお盆花鑑賞会の2本立でした。
お盆花鑑賞会については11日に記載しました。
歴史講演会について聞きに行ったのでした。
7月上旬、みなみさんから開催の告知があったのでした。

右:講師の角田史談会の阿部憲正さん

講演会のタイトル
大河・阿武隈川は度々氾濫を起こし、川の流れが変わってきました。

阿武隈川右岸の枝野地区を中心に解説してくれました。

明治27年の迅速測図に等高線に沿って、自らの手で着色を施しています。

管理人提供の地図に着色し、拡大コピーをして展示しています。
絵心の無い、管理人とても着色する気になれません。

GHQが撮影した昭和22年9月の空中写真。

伊具郡は管理人の守備範囲外と思っていましたが、このような視点からの考察が
あったかと思うと再考が必要となります。
でも、当面は9月中旬の名取市下増田地区についての考察に専念します。


女川町 ホテル・エルファロ 星空の集い

2017-08-12 22:50:55 | 
宮城県女川町の女川駅前にトレーハウスを使用したホテルが8月5日営業を始めた。

8月4日、朝日新聞宮城版
ホテル・エルファロである。
「エルファロ」とは、スペイン語で「灯台」との意。



ホテル・エルファロのリーフレット
ホテル関係者から天文教育普及研究会を通じて、星空の集いを開催したいとのメールに
管理人がこたえ、みやぎ近郊星仲間のつどいのメンバーの協力を得て開催の運びとなったもの。

当初、宿泊客等40人程度の参加があるとホテル関係者から連絡があった。
8月11日(山の日)宮城県は一日中雨降り。女川町も同様。
雨天時:女川町まちなか交流館にて、星の魅力を紹介するスライドショーに変更。


スライドショー担当のSさん、お客さんは3人(ホテル関係者とその家族の小学生)
内容はホテルの宿泊客を想定していたので大人向きであった。
ホテルから歩いて10分程のまちなか交流館、雨のため歩いて来る宿泊客がいなかった。



枝野自治センター講演会

2017-08-11 21:21:21 | 仙南地区
角田市の阿武隈川東部にある枝野自治センターで歴史講演会の開催案内が7月上旬みなみさんから
ありました。
8月11日9時半からです。小雨模様のなか、センターに向かいました。
会場には20人程集まっていました。
歴史講演会とお盆花鑑賞会でした。
歴史講演会は後日。

小島和夫先生が秋の七草の話をしました。

「萩が花、尾花、葛花、なでしこの花、おみなえし、また藤袴、あさがおの花」
花を鑑賞するために選定されたもの。
約1300年前、山上憶良の歌。
藤袴は西日本でのみ自生するという。
鑑賞会ということで、これから歩いて行くというが、雨降りのため、有志のみで
行うこととなった。
管理人は、参加せず帰路につく。

帰り、藤袴を植生したものをいただいてきました。
左:藤袴、右は名前を聞いたものの忘れてしまった。