蕃神義雄 部族民通信

レヴィストロース著作悲しき熱帯、神話学4部作を紹介している。

信じやすさの機能、サンタクロースと死霊ダンス

2019年08月21日 | 小説
(2019年8月21日)
(本年4月29日投稿の)土俗医師の失敗を「信じやすさの機能」に衣替えして部族民通信のホームサイトに投稿しました。信じやすさ(cruidite naivete)には階層、世代を超えて社会を同質化する機能があるとする主張を、サンタクロース伝説と死霊のダンス(ボロロ族)を材料としてレヴィストロースが解き明かしています。信じやすさの対極が疑い深さ、この直線に直角交差するのが寛容と悪意。人の行動と心理はこの2線が形成する領域のいずこかに納まる。これこそがレヴィストロースが説きたかった(はず)主張でして、投稿子が斟酌して(あるいは拡大解釈して)、ネット界に図式として問うとしました。PDFにしているので一目瞭然です。マトリクス上に載せた人物にはイスラム教アフマディ教団カリフからスターリン、ドストエイフスキ、サルトル、独居老人まで網羅した。PDFはブログに載らないのでここに提示できないが残念。
部族民通信ホームサイトは左コラムのブックマークHPをクリック、あるいは「部族民通信」でググると首位にでてきます。とりあえず報告まで。

写真は信じやすく寛容な土俗医が、80年前にガラガラヘビに噛まれて死んだブラジル・マトグロッソのBurges村。立派な市に変容しています。
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