蕃神義雄 部族民通信

レヴィストロース著作悲しき熱帯、神話学4部作を紹介している。

部族民通信から深い哀悼

2022年07月09日 | 小説
安倍晋三元首相の訃報に接し(2022年7月8日夕刻)、部族民通信は深い哀悼の意を申し上げます。日本の改革、建て直しの道半ばにして凶弾に倒れた安倍氏のご冥福を祈るとともに、ご令閨昭恵様のご心痛を察し、渡来部蕃神より心よりの慰めを送りいたします。お気持ちが落ち着きましたらこれまで同様に社会活動に励んでください。

安倍氏の功績にはネットにても著名な方々が各各と語られますが、部族民(渡来部)として若者の就業機会の拡大を挙げたく、体験例を述べます。

縁戚の子息は2010年に大学を卒業予定でした。就職活動が思わしくなく、就職浪人を選び、一年伸ばして2011年3月に卒業した。この年も卒業学生数と比べ求人数は少なかった。結局、子息は就業を勝ち取れず2011年4月1日を迎えた。テレビでは恒例の入社式風景が流れたが、ニュース画面を眺めてはため息をつく姿も2回目、親としてもいたたまれなかったと縁戚から伺った。アルバイト先を探した。量販店客扱い、大手スーパー荷捌き…これらは単純作業だがそれなりの待遇は保証される(契約社員になれる可能性)。しかしそうした職場は競争が激しく決められない。待遇としては更によくない職場(時給アルバイト、スーパーに卸す個人経営店舗)を探しだした。仕事しながらも自身が収めた学業(経済)と仕事実態の差異に苛まれて年を越した2012年。いまだ就活失敗者には追い風が吹かない。12月になってとある求人に応じて翌年1月、内定を取った(渡来部の縁戚からの聞き起こし)。


最後の街頭演説活動の安倍晋三元首相。ネット採取、遺影。


第2次安倍内閣の発足は2012年12月、とたんに経済の風向きが変わった。企業の活動が活発化した風潮は、街に出てトラック数の増大で分かった。縁戚子息の就業も安倍内閣がなかったら(前民主党政権が継続していたら)実現していなかったと冷や汗を垂らします。

4月1日の入社式のテレビ風景をうつろ目に悲しむ卒業生が消えただけでも安倍氏の功績は偉大です。(7月9日)

部族民通信はいかなるテロに反対します。いわれない情報をまくり立てて個人を攻撃するのはテロです。主義によっては攻撃、妨害、工作活動を是認する党派もあると聞きます。主張を通すには個人攻撃ではない弁舌で、論理をもってなすべきです。(渡来部須麻男の投稿)
コメント
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