眼鏡図小柄

眼鏡図小柄
老婆が何やら短冊を見ているのだが、その手には眼鏡がある。レンズの渡来は室町時代だと言われており、他の器具や武器と同様に渡来と同時に我が国でも製作が始まったとみえ、江戸時代初期には既にかなり眼鏡が流通していたようだ。それが精密な機器の製作や装剣小道具などの金工作品を生み出す背景になったとも考えられる。素銅地を肉合彫にし、赤銅と金の色絵。

眼鏡図小柄
老婆が何やら短冊を見ているのだが、その手には眼鏡がある。レンズの渡来は室町時代だと言われており、他の器具や武器と同様に渡来と同時に我が国でも製作が始まったとみえ、江戸時代初期には既にかなり眼鏡が流通していたようだ。それが精密な機器の製作や装剣小道具などの金工作品を生み出す背景になったとも考えられる。素銅地を肉合彫にし、赤銅と金の色絵。