大仏図目貫
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/c9/e2dae0e28f4e56563e358de6e9953642.jpg)
大仏図目貫
この図が何を意味しているのか、最初は良く分からなかった。表は大仏様であろうかと思うのだが、裏目貫に描かれている大岩を抱き上げようとしている旅人らしき人物が問題。そんなある日、鎌倉の長谷を歩いていたところ、力石と呼ばれる岩があることを知った。御霊神社と呼ばれる、鎌倉では歴史の古い鎌倉権五郎神社の境内に置かれている玉石で、力自慢がこれを持ち上げて競ったものと言われている。もう一つ、源義経を祀る白旗神社(鎌倉の隣の藤沢市内)に、弁慶の力石がある。これも力自慢が持ち上げたというが、また、この石に触れると病気にならないとも言われている。この目貫に描かれているのは力石に他ならず、まさに旅人がこの石に挑んでいる様子が描かれており、風俗として頗る面白い。大山、江ノ島、鎌倉といった観光ライン上の名物であったのだろう。
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大仏図目貫
この図が何を意味しているのか、最初は良く分からなかった。表は大仏様であろうかと思うのだが、裏目貫に描かれている大岩を抱き上げようとしている旅人らしき人物が問題。そんなある日、鎌倉の長谷を歩いていたところ、力石と呼ばれる岩があることを知った。御霊神社と呼ばれる、鎌倉では歴史の古い鎌倉権五郎神社の境内に置かれている玉石で、力自慢がこれを持ち上げて競ったものと言われている。もう一つ、源義経を祀る白旗神社(鎌倉の隣の藤沢市内)に、弁慶の力石がある。これも力自慢が持ち上げたというが、また、この石に触れると病気にならないとも言われている。この目貫に描かれているのは力石に他ならず、まさに旅人がこの石に挑んでいる様子が描かれており、風俗として頗る面白い。大山、江ノ島、鎌倉といった観光ライン上の名物であったのだろう。