江ノ島詣図縁頭
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/e3/cb81f204d28b682b4a14661f944cd32d.jpg)
江ノ島詣図縁頭
平和な江戸時代後期には、お伊勢参りなどで知られるように観光旅行が流行している。江戸の近隣の旅では、落語にもあるように、大山詣でが人気であった。大山、江ノ島を廻り、川崎で遊んで帰る。その中で江ノ島は重要な位置付けにあった。もちろん大山と江ノ島は修験道で関わりがあり、急峻な崖に囲まれた霊場という意識からも訪れる人々は多かった。その様子が描かれた縁頭である。現在では橋が架けられて歩いて渡れるが、江戸時代にはここに描かれているように馬などを使って引き潮の際に浅瀬を通ったのであろう。馬上の旅人の姿が、まさに観光という旅のありようを鮮明にしている。
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江ノ島詣図縁頭
平和な江戸時代後期には、お伊勢参りなどで知られるように観光旅行が流行している。江戸の近隣の旅では、落語にもあるように、大山詣でが人気であった。大山、江ノ島を廻り、川崎で遊んで帰る。その中で江ノ島は重要な位置付けにあった。もちろん大山と江ノ島は修験道で関わりがあり、急峻な崖に囲まれた霊場という意識からも訪れる人々は多かった。その様子が描かれた縁頭である。現在では橋が架けられて歩いて渡れるが、江戸時代にはここに描かれているように馬などを使って引き潮の際に浅瀬を通ったのであろう。馬上の旅人の姿が、まさに観光という旅のありようを鮮明にしている。