雛飾りに蛤図鐔 吉岡因幡介


雛飾りに蛤図鐔 吉岡因幡介
ひな祭りの頃(旧暦)は、潮干狩りの季節でもあった。下の目貫も同じ季節観が示されている。貝は蛤。蛤の貝殻を合わせて遊ぶ「貝合わせ」などは香ともかかわりがあり、雅な風情が漂う。そのような季節観がテーマとなっている。時代は江戸後期、古作に見られる貝尽し図とは印象が異なるも、背後にはやはり自然が与えてくれる豊かさに感謝の念が示されている。下の目貫は、表が桃の節句で、裏が端午節句。

節句図目貫 野村正英


雛飾りに蛤図鐔 吉岡因幡介
ひな祭りの頃(旧暦)は、潮干狩りの季節でもあった。下の目貫も同じ季節観が示されている。貝は蛤。蛤の貝殻を合わせて遊ぶ「貝合わせ」などは香ともかかわりがあり、雅な風情が漂う。そのような季節観がテーマとなっている。時代は江戸後期、古作に見られる貝尽し図とは印象が異なるも、背後にはやはり自然が与えてくれる豊かさに感謝の念が示されている。下の目貫は、表が桃の節句で、裏が端午節句。

節句図目貫 野村正英