卯花に郭公図小柄 銘堀江興成
卯花に郭公
花…卯花
白妙の衣ほすてふ夏のきて
かきねもたわにさける卯花
鳥…郭公
郭公しのぶの里にさとなれよ
まだ卯の花のさ月待つ比
卯花は桜や山吹のあとに咲くウツギのこと。木陰に独特の白っぽい花を咲かせる。郭公は時鳥のことで、装剣小道具には比較的多く採られている。季節の妙を示す組合せである。時鳥は凄絶な印象を持つ鳥である。この場面は夕暮れ時であろう、声を枯らせて鳴きわたる時鳥の背後に、暮れてもなお木陰に存在感を示す卯花が印象的。
卯花に郭公
花…卯花
白妙の衣ほすてふ夏のきて
かきねもたわにさける卯花
鳥…郭公
郭公しのぶの里にさとなれよ
まだ卯の花のさ月待つ比
卯花は桜や山吹のあとに咲くウツギのこと。木陰に独特の白っぽい花を咲かせる。郭公は時鳥のことで、装剣小道具には比較的多く採られている。季節の妙を示す組合せである。時鳥は凄絶な印象を持つ鳥である。この場面は夕暮れ時であろう、声を枯らせて鳴きわたる時鳥の背後に、暮れてもなお木陰に存在感を示す卯花が印象的。