やはり、塩竈の人間なのでしょう。まずは、生牡蠣を見ますと、「浦霞」を真っ先に思い出します。特に「禅」は生牡蠣の為に誂えたような日本酒だと思うのです。
ですが、スコッチにもそのようなお酒がございます。「アイラモルト」はそうだと思うのです。どことなく、「海の香」がするような気がいたします。
地図はアイラ島です。「ほろよいアイラ島蒸留所巡りの旅」より引用いたしました。アイラにはご覧のように7箇所の蒸留所がございます。
「はて8ケ所でなかったのすか?」
この地図にはジェラ島の蒸留所が掲載されております「アイル・オブ・ジェラ」です。一般には、アイラ島以外の島々の蒸留所は「アイランズモルト」とされております。すぐ側の島とはいいましても、このブログでは「アイランズ」で語っておりますので、そのメルクマールで語ることといたしましょう。
そして、一番最初の話で「アイラモルトは8ケ所」とご紹介しております。が、現在「ポートエレン蒸留所」は1983年に閉鎖されて以来、再開されておりません。
本来ならば、現存する蒸留所は7ケ所。現存するシングルモルトは8種類(蒸留所換算)となります。
では、アイラ島を時計回りに蒸留所を整理してみましょう。
「ブナハーブン」です。これアイラの異端です。「アイラモルト」の特徴といたしまして「ピート臭」と「ヨード臭」(これは、土地→土の成分によります香です)
が挙げられますが、モルトを乾燥させる為だけに「ピートを焚く」だけです。ですから、アイラの中で最も「ピートの香」がしないお酒です。アメリカで人気。(なにせ奴らときたら、ピート臭いのは尽く嫌いなようです)「あれ?これもアイラモルト?」と言った感想です。若干潮っけはあるのでした。
「カリラ」です。「軽い」のですがスコッチシングルモルトの中で一番ヨード臭がするのです。これも魚に合います(酔漢の主観)ロブスターの漁場に近く、もちろん牡蠣も。「アイラアイラ」したお酒です。オフィシャルより「ウィルソン&モーガン社」のボトルの物が感動でした。1992年創設の新しいボトラーズです。熟成年数がボトルの正面に書いてありますのが特徴です。
「アードベック」です。バランタインのところでお話しました。このへんてこりんな?お酒の香がバランタインを生かしておるのです。「ジャック・ガウディ」が何時間も考え込んだと噂されます香は独特です。が、1975年がヴィンテージとして、幻の味となってから、「旨い」と思うボトルと「くせぇーだけ」と思うボトルとがありまして、「当たり外れが顕著にでているのかなぁ」と少しばかり残念に思うのでした。
「ラガヴーリン」です。これも、核モルトとして「ホワイトホース」には欠かせません。「銘酒」と言われてはおりますが「好き」「嫌い」のハッキリ分かれるお酒です。16年熟成にこだわりがあります。嘗ては12年が主流であったらしいのですが、最近は16年が殆どです。が、原酒が足りないらしく、最近出回っているかどうか。「汐くせぇ」「ピートくせぇ」ですが、これにはまりますと、癖になります。
「ポートエレン」です。先にお話いたしましたが1983年に蒸留所閉鎖されております。残念でなりません。このお酒の評価はやめます。ボトラーズ物しか手に入らないのと、もしかしたら、マニアの間で取り合いになる(なっている)かも知れません。最終蒸留から最早20年が経っております。辛い感じ(ハイランドっぽい)が第一印象。ですが、香が長く鼻の奥に残った感じもいたしました。もし、スコッチバーに行かれましてこの「ポートエレン」の文字がございましたら、迷わずご注文を。これが最後の一杯になるやも知れません。
「ボウモア」です。今はサントリーの所有です。日本企業に買収されるというこでしたが、地元は意外に歓迎ムード。「おらほの酒がまだのめっちゃ」でした。
このお酒、酔漢の得意です。地元の牡蠣料理には、必ずソースとして使われるモルトですし、これも魚には合います。「塩辛では?」とのコメント(おばらあつひろ様より)がございましたが、酔漢には違和感はありません。「生臭さ」(これは、自身まったく気になりません)をきれいに口の中で消し去ってくれます。
「ブルイックラディ」です。アイラモルトの中では「食前酒」として使われます。おとなしい香の中に「アイラの香」はしっかり残しております。これ、女性の方でもいけるのではないかと思います。度数も40度ですし、水を加えても、香がたくさん飛ぶことも少ないような気がいたします。
さて、7ヶ所の蒸留所をご紹介いたしました。
「8ヶ所でねぇのすか?」
そうなんです、今一度「真打」を語ります。
「ラフロイグ」
やっぱり、「アイラの巨塔」だけのお酒です。
次回じっくり語ります。
「気の抜けたコーラにヨードチンキを垂らしたような味」です。
呑まれたことのない方。想像してみてください!
ですが、スコッチにもそのようなお酒がございます。「アイラモルト」はそうだと思うのです。どことなく、「海の香」がするような気がいたします。
地図はアイラ島です。「ほろよいアイラ島蒸留所巡りの旅」より引用いたしました。アイラにはご覧のように7箇所の蒸留所がございます。
「はて8ケ所でなかったのすか?」
この地図にはジェラ島の蒸留所が掲載されております「アイル・オブ・ジェラ」です。一般には、アイラ島以外の島々の蒸留所は「アイランズモルト」とされております。すぐ側の島とはいいましても、このブログでは「アイランズ」で語っておりますので、そのメルクマールで語ることといたしましょう。
そして、一番最初の話で「アイラモルトは8ケ所」とご紹介しております。が、現在「ポートエレン蒸留所」は1983年に閉鎖されて以来、再開されておりません。
本来ならば、現存する蒸留所は7ケ所。現存するシングルモルトは8種類(蒸留所換算)となります。
では、アイラ島を時計回りに蒸留所を整理してみましょう。
「ブナハーブン」です。これアイラの異端です。「アイラモルト」の特徴といたしまして「ピート臭」と「ヨード臭」(これは、土地→土の成分によります香です)
が挙げられますが、モルトを乾燥させる為だけに「ピートを焚く」だけです。ですから、アイラの中で最も「ピートの香」がしないお酒です。アメリカで人気。(なにせ奴らときたら、ピート臭いのは尽く嫌いなようです)「あれ?これもアイラモルト?」と言った感想です。若干潮っけはあるのでした。
「カリラ」です。「軽い」のですがスコッチシングルモルトの中で一番ヨード臭がするのです。これも魚に合います(酔漢の主観)ロブスターの漁場に近く、もちろん牡蠣も。「アイラアイラ」したお酒です。オフィシャルより「ウィルソン&モーガン社」のボトルの物が感動でした。1992年創設の新しいボトラーズです。熟成年数がボトルの正面に書いてありますのが特徴です。
「アードベック」です。バランタインのところでお話しました。このへんてこりんな?お酒の香がバランタインを生かしておるのです。「ジャック・ガウディ」が何時間も考え込んだと噂されます香は独特です。が、1975年がヴィンテージとして、幻の味となってから、「旨い」と思うボトルと「くせぇーだけ」と思うボトルとがありまして、「当たり外れが顕著にでているのかなぁ」と少しばかり残念に思うのでした。
「ラガヴーリン」です。これも、核モルトとして「ホワイトホース」には欠かせません。「銘酒」と言われてはおりますが「好き」「嫌い」のハッキリ分かれるお酒です。16年熟成にこだわりがあります。嘗ては12年が主流であったらしいのですが、最近は16年が殆どです。が、原酒が足りないらしく、最近出回っているかどうか。「汐くせぇ」「ピートくせぇ」ですが、これにはまりますと、癖になります。
「ポートエレン」です。先にお話いたしましたが1983年に蒸留所閉鎖されております。残念でなりません。このお酒の評価はやめます。ボトラーズ物しか手に入らないのと、もしかしたら、マニアの間で取り合いになる(なっている)かも知れません。最終蒸留から最早20年が経っております。辛い感じ(ハイランドっぽい)が第一印象。ですが、香が長く鼻の奥に残った感じもいたしました。もし、スコッチバーに行かれましてこの「ポートエレン」の文字がございましたら、迷わずご注文を。これが最後の一杯になるやも知れません。
「ボウモア」です。今はサントリーの所有です。日本企業に買収されるというこでしたが、地元は意外に歓迎ムード。「おらほの酒がまだのめっちゃ」でした。
このお酒、酔漢の得意です。地元の牡蠣料理には、必ずソースとして使われるモルトですし、これも魚には合います。「塩辛では?」とのコメント(おばらあつひろ様より)がございましたが、酔漢には違和感はありません。「生臭さ」(これは、自身まったく気になりません)をきれいに口の中で消し去ってくれます。
「ブルイックラディ」です。アイラモルトの中では「食前酒」として使われます。おとなしい香の中に「アイラの香」はしっかり残しております。これ、女性の方でもいけるのではないかと思います。度数も40度ですし、水を加えても、香がたくさん飛ぶことも少ないような気がいたします。
さて、7ヶ所の蒸留所をご紹介いたしました。
「8ヶ所でねぇのすか?」
そうなんです、今一度「真打」を語ります。
「ラフロイグ」
やっぱり、「アイラの巨塔」だけのお酒です。
次回じっくり語ります。
「気の抜けたコーラにヨードチンキを垂らしたような味」です。
呑まれたことのない方。想像してみてください!
日英同盟の時代ならいざ知らず、二次大戦後の英国は、かなり反日的でしたから。
プリンス・オブ・ウェールズ、イエスかノーか、泰緬鉄道、インパール・・・
友人が英国留学した際、カントリーサイドのことではありますが、ほんとに石を投げつけられたそうです。
日本の自動車工場の進出にも、反対騒動が起きていましたよね。
時代が変わったのでしょうか?背に腹は変えられず、といったところなのでしょうか?
それとも、スカットランドの、アイラの、寛容の精神の奥深さなのでしょうか・・・
時々、井の頭公園に、バグパイプを練習するスカットランド?の方が現れます。もちろん服装も、ご想像通り。
私は、つい軍隊歩調になってしまうのです。
酔漢さんにしては、珍しい・・力が入ってますね。
昔、先輩にただの炭酸水に醤油を入れられ、コーラだ飲めって言われゴクゴク飲んでしまったことを思い出しました。
見た目はコーラでしたよ。
アイラ島だけでそんなに蒸留所があるとは・・・さすがにウィスキーの国ですね。
そうそう、イギリスではないのですが、確かフランスの牡蠣は三陸だか松島の種だったと思います。
地図つきだとイメージがわきますね。(何の根拠もないけど・・・)
さぁて、給料ももらったし、そろそろボウモア買ってみよう~(^^)v
中身が全部濃い緑色の牡蠣がございます。
ニューヨークのオイスターバー(ボウモアのお話の最初の)で、最終日にこの牡蠣が出されました。
本当に毒々しい色だったのですが、この甘みは「これまでの生牡蠣より甘く、海のやさしさが口の中でひろがるようでした」
名前を聞くのも忘れました。
実際に、こんな牡蠣があるのでした。
どこで、どのようにすれば食べられるのか。
解りません。
やはりスコットランドへ行けば、回答がでるのかも。
もし「ボウモア」を旨いとお感じになりますれば、アイラは大丈夫。
ウィスキーの奥深さが味わえます。
日本のウィスキーの良さも、このお酒で図れるような気がいたします。
(酔漢の主観で、すみません)
これをモデルにした件があるそうです。
日本の会社がスコッチの伝統を理解し、味を変えるなとの意味が最後に語られておったように記憶しております。(酔漢、この漫画はあまり好きではないのですが・・)
ですが、キリン→シーグラム→シーバスリーガル→ストラスアイラ
この図式を考えますと、「ボウモア」に対するサントリーの尊敬の念が少なからず解るような気がします。
ですが、「ニッカ」「サントリー」と言えば、酔漢は「ニッカ」なのでした。