アメリカへ行きましょう!
「スコッチはどうしたの?」
「まだ話は続いておりますが・・・・」
ここでですね。「アメリカへ飛ぶのも悪くないかな」と思ったわけでして。
(なんか、歯切れがわるいなぁ)
以前、丹治さんからコメントを頂いた中で「バーボンのスモーキーさはどこから?」とご質問を頂きました。
コメントの中で「樽を焦がしている」と返答しましたが、バーボンというお酒が解れば、またスコッチが見えてくると思うのです。
しばし、バーボンを語ります。
「バーボン」は数あるアメリカンウィスキーの種類の一つです。
これは、アメリカの法律で決められているのです。
簡単に申し上げますと
「バーボン」→原料の51%以上(この数値は決められております)がトウモロコシ
内側を焦がしたオーク樽で熟成(2年以上)
「コーン」 →原料の80%以上がトウモロコシ。
内側を焦がしていない再使用のオーク樽で熟成(2年以上)
「ライ」 →原料の51%以上がライ麦。
内側を焦がしたオーク樽で熟成(2年以上)
バーボンから進化した「テネシー」や、他、バーボンやライをいろいろブレンドしたものが数多く出回っております。
もともと、「スコッチが呑みてぇー」と、アメリカにやってきましたスコットランドやアイルランドの人達。蒸留器やノウハウは大陸に持ち込みましたが、なんとも材料がありません。麦は育てても、うまく実らず。アイラ出身者が「おらぁピートくせぇぐねぇとウイスキーと呼ばねぇ」とか結構わがままを言っているわけでして
これも、こだわりがあるわけです。
そんな中で出合いましたのが「とうもろこし」
「こいずで作ってみっぺ」とあいなりました。
時間は前後いたしますが、独立戦争の後。政府はやはり酒に重税を課します。
当時、ケンタッキーはその税か逃れられる場所であった為、酒を造るのには好都合でした。ですから、ケンタッキーで「バーボン」が産まれたわけです。
ちなみに、現在でも約80%近くが生産されております。
ですが、アメリカにピートがあろうはずがございません。
アイリッシュなどピートを使わないウィスキーはございますが、やはり「ピートの香り」は恋しくなるわけです。
「やっぱしあきらめるしかねぇのすか?」と誰しもが思ったその頃。
「火事だぁ」となります。
火事の焼け跡から酒の残っている樽をあけましたところ
「なんだや、いい香りがしてっちゃ」
「んだ。樽は焦がしたらそうなんでねぇかや?」
「んで、やってみっぺ!」
で、18世紀後半~19世紀前半には、焦がした樽で熟成させるという方法が確立したのでした。
「シングルカシス」的なものはなく、いわゆる一つの蒸留所での複数の樽をブレンドする「シングルモルト」や「バンテッドモルト」的な作り方が一般的です。
では、本日の一杯。
このCMは世界的に有名です。ではまずご紹介。
「これよりいいバーボンがあれば、どうぞ、そちらをお買い求め下さい」
ものすごい自信。
バーボンの秀作「ブラントン」です。
太ったボトルの印象が強いバーボンです。テーブルの上で何となく「落ち着かない」イメージがあります。(すぐ倒れそうな・・・そんな格好)キャップが競走馬になっています(さすがケンタッキー)
名前の由来は、スコッチのところで語りましたが、自然を意識した名前ではありません。人の名前なのです。
バーボンウィスキー作りの名人。「ケンタッキーの大長老」と呼ばれた「アルバート・ブラントン」の名前をそのままお酒の名前にしたのでした。
呑んだ感想は(まず最初に「たけぇーーー」となりますが・・)
決して軽いお酒ではありません。重い重厚な味です。特有の甘さがあります。
そして、このお酒。「ブラントンブラック」というブランド名で日本だけのものあるのですが、アルコール度数を40度にアメリカ向けよりも軽めにしております。
これは手に入りやすいのですが、40度にしてわざわざ旨さを消してまで「ブラントン」を呑む事はないと思うのです。
やはり本国と一緒「ブラントン」(46.5度)をお薦めします。
ふるーーい日活映画。「北海道開拓時代」(んなもん本当にあるかぁーー)
場末のバーに入ってきたガンマンが一人。(背中のギターは邪魔じゃぁないのかなぁ?)チンピラどもをかき分けてカウンター席に座ります。
緊張する店内。
男は一言。
「バーボン」と。と同時に、たばこに火を着ける。
小林旭でした。
「エースのジョーとは俺のことだぜ!」
宍戸錠もいたっけ。
どことなく、「男の酒」のイメージがあります。
「バーボン好きな女性」
酔漢もお目にかかったことはございません。
いるのかなぁ?
「スコッチはどうしたの?」
「まだ話は続いておりますが・・・・」
ここでですね。「アメリカへ飛ぶのも悪くないかな」と思ったわけでして。
(なんか、歯切れがわるいなぁ)
以前、丹治さんからコメントを頂いた中で「バーボンのスモーキーさはどこから?」とご質問を頂きました。
コメントの中で「樽を焦がしている」と返答しましたが、バーボンというお酒が解れば、またスコッチが見えてくると思うのです。
しばし、バーボンを語ります。
「バーボン」は数あるアメリカンウィスキーの種類の一つです。
これは、アメリカの法律で決められているのです。
簡単に申し上げますと
「バーボン」→原料の51%以上(この数値は決められております)がトウモロコシ
内側を焦がしたオーク樽で熟成(2年以上)
「コーン」 →原料の80%以上がトウモロコシ。
内側を焦がしていない再使用のオーク樽で熟成(2年以上)
「ライ」 →原料の51%以上がライ麦。
内側を焦がしたオーク樽で熟成(2年以上)
バーボンから進化した「テネシー」や、他、バーボンやライをいろいろブレンドしたものが数多く出回っております。
もともと、「スコッチが呑みてぇー」と、アメリカにやってきましたスコットランドやアイルランドの人達。蒸留器やノウハウは大陸に持ち込みましたが、なんとも材料がありません。麦は育てても、うまく実らず。アイラ出身者が「おらぁピートくせぇぐねぇとウイスキーと呼ばねぇ」とか結構わがままを言っているわけでして
これも、こだわりがあるわけです。
そんな中で出合いましたのが「とうもろこし」
「こいずで作ってみっぺ」とあいなりました。
時間は前後いたしますが、独立戦争の後。政府はやはり酒に重税を課します。
当時、ケンタッキーはその税か逃れられる場所であった為、酒を造るのには好都合でした。ですから、ケンタッキーで「バーボン」が産まれたわけです。
ちなみに、現在でも約80%近くが生産されております。
ですが、アメリカにピートがあろうはずがございません。
アイリッシュなどピートを使わないウィスキーはございますが、やはり「ピートの香り」は恋しくなるわけです。
「やっぱしあきらめるしかねぇのすか?」と誰しもが思ったその頃。
「火事だぁ」となります。
火事の焼け跡から酒の残っている樽をあけましたところ
「なんだや、いい香りがしてっちゃ」
「んだ。樽は焦がしたらそうなんでねぇかや?」
「んで、やってみっぺ!」
で、18世紀後半~19世紀前半には、焦がした樽で熟成させるという方法が確立したのでした。
「シングルカシス」的なものはなく、いわゆる一つの蒸留所での複数の樽をブレンドする「シングルモルト」や「バンテッドモルト」的な作り方が一般的です。
では、本日の一杯。
このCMは世界的に有名です。ではまずご紹介。
「これよりいいバーボンがあれば、どうぞ、そちらをお買い求め下さい」
ものすごい自信。
バーボンの秀作「ブラントン」です。
太ったボトルの印象が強いバーボンです。テーブルの上で何となく「落ち着かない」イメージがあります。(すぐ倒れそうな・・・そんな格好)キャップが競走馬になっています(さすがケンタッキー)
名前の由来は、スコッチのところで語りましたが、自然を意識した名前ではありません。人の名前なのです。
バーボンウィスキー作りの名人。「ケンタッキーの大長老」と呼ばれた「アルバート・ブラントン」の名前をそのままお酒の名前にしたのでした。
呑んだ感想は(まず最初に「たけぇーーー」となりますが・・)
決して軽いお酒ではありません。重い重厚な味です。特有の甘さがあります。
そして、このお酒。「ブラントンブラック」というブランド名で日本だけのものあるのですが、アルコール度数を40度にアメリカ向けよりも軽めにしております。
これは手に入りやすいのですが、40度にしてわざわざ旨さを消してまで「ブラントン」を呑む事はないと思うのです。
やはり本国と一緒「ブラントン」(46.5度)をお薦めします。
ふるーーい日活映画。「北海道開拓時代」(んなもん本当にあるかぁーー)
場末のバーに入ってきたガンマンが一人。(背中のギターは邪魔じゃぁないのかなぁ?)チンピラどもをかき分けてカウンター席に座ります。
緊張する店内。
男は一言。
「バーボン」と。と同時に、たばこに火を着ける。
小林旭でした。
「エースのジョーとは俺のことだぜ!」
宍戸錠もいたっけ。
どことなく、「男の酒」のイメージがあります。
「バーボン好きな女性」
酔漢もお目にかかったことはございません。
いるのかなぁ?
男の酒といえば、バーボンもさることながら、ラムでしょう。勿論のこと、ホワイトラムじゃなくてダークラムです。紅茶にたらしたりケーキやアイスクリームの香りつけに使ったり、はたまたカクテルベースにしたり・・・そんなのは邪道です(嫌いじゃないですが)。男ならストレート!!
そういえば日本の黒糖焼酎・・・同じサトウキビから作られるだけあって、ラムのような香りがしますね(麦焼酎は若いウィスキーのように感じることがあります)。
小生が何故ラム好きになったか・・・それは幼少の頃に遡ります。でも、その頃から飲んでた訳じゃありませんよ!ホントですとも!!ホントですってば!!!ええ、ゼッタイに!!!!
幼少の頃の体験とは、宝島です。小学生の頃に見たアチャラの実写版『宝島』で、海賊たちがラム酒を飲むのを「カッコイイ!!」と思った道彦坊やでした。高校生の頃に見た本邦アニメ版『宝島』でも、メルヴィルの『白鯨』でも船乗りたちはラムを飲んでおります。それ以来、小生にとって「男の酒」はラムなのであります。
港の外れにある古びた酒場。そこに船乗りが一人。ドアを開けるなり硬貨をカウンターに投げて(チャリーン)、「親爺、ラムだ。一杯くれぃ」。こんな情景を想像すると、今でもゾクゾクします。
小生、そもそも避けの道にはビールから入りました。今でも日本ビール党党首を自任しております。とはいえ残念なことに、小生行きつけの某スナックでは、もう随分前から生ビールを置かなくなりました(不況のせいダ)。それ以来、そこに行った時は「ラムのロック」と決めております(え、何ですって?「男ならストレート」はどうしたって?へへへ・・・)。つまりカクテルベースのラムを「ロックでくれ」と言うワガママな客が小生な訳でして。但し「親爺、ラムだ」じゃなくて「マスター、ラム御願いします」になっちゃうのが我ながら情ない限りですが(嗚呼、早く「親爺、ラムだ」が言えるようになりたい)。
他の店に行っても、ラムを註文することがあります。大概のとこで「これをロックで註文するお客さんは初めてですョ」って言われます。
「ラムくれっちゃ!」って言ったら。
いきなり電撃を受けるかも?
へんとへんとをつないでぇ
すみませんそっちのラムじゃぁなくて、やっぱり
「いっぱいやろうぜ!ようそろう!」ですよね!
焼酎は熟成時間が非常に短いお酒です。若いウィスキーって感じはしますよね。ですが、あの膨大な時間の流れを思いますと、ウィスキーの偉大さを思います。
ところでラムのロック。あまり縁のないお酒です。が
一度、これも(燻製ビールの次に)教えてください
ジャズには安バーボン、と決め付けて、ライブの時はそれ一本でいっています。元々酒は強くないので水で割っています・・・雰囲気でしょうか。酔漢さん、丹治さんの知識にはいつも感心しています。
ライもやっぱり焦がし樽を使っているのですね。古い話ですが、サントリーのコマーシャルで製樽の過程で薪を入れて焦がしているシーンがありました。スコッチタイプのウィスキーでも焦がすのですか?
久々にランディ クロフォードを聴きながら・・・。
ウイスキーもラムも、しばらく呑んでおりません。
ストレートで…今ならその方がクイッといけそうな気がします。
ガクセーの頃はコーラで割って…今思えば、邪道な呑み方をしておりました。
(コーラ割りによく合ったのはサントリーレッド)
肝臓ガタきてんだろうなぁ。
好きな曲です。
こちらのFM曲J-WAVEで、先程流れました。
なんと偶然にも、ひげ親爺様のコメントを書き込んでいる最中でした。
新樽の内側の殺虫とか、木の香りを消す為と聞きましたが、熟成過程で必要なのかは、酔漢も知りません。
スコッチは、新樽はほとんど(使う場合もあるのでしょうが)使わないと聞きました。
そういえば、そんなCMもありましたよね。
バーボンは焦がすレベルではなく、殆ど焼きに近い状態と聞いてます。
ホント、見てみたい!のが本音です。
それでもって、3日に1本空くペースで飲んでいました。
酔漢一人暮らしのとき(丹治さんにはご迷惑をおかけいたしました)そのマネをしましたが、上記の丹治さんからのコメント同様、足がたたなくなり部屋の中で転倒するという失態を演じてしまいました。
さて、コークハイですが。
いつかお話しようと思っておりますが、「カナディアンウィスキー」の方があっていると思うのです。
ウィスキーベースのカクテルには、スコッチより使われます(マンハッタンとか)味がそれだけ軽いのは事実ですが「CC」なんかコークハイに合っているように感じます。「CC」→「カナディアンクラブ」
お試し下さい。
まずはお詫びを。
拙blogへのコメント感謝…ですが、アタクシ手違いで削除してしまいました。お詫び申し上げます。
(大明神に申し訳が…?)
さて、角瓶はさすがにもったいないような気がして…もっぱらレッド一本でした。
酒一つにしても、用い方で(?)結構変わりますから…まあ、呑んでしまえば同じなのですが。
>丹治様。
ハイボール!よくこさえてました。
レモンの絞り汁を少し加えてガブガブと…。
ガムシロップというのは意外でした。
腰がたたなくなるまで呑んだくれていた頃を思い出します。
甘いお酒も嫌いじゃないのです。「男ならストレート」とか「割るのは邪道」とかうそぶきながら・・・
軟弱ですネ。
甘いといえばお菓子も好きです。煎茶を渋ーーーく淹れたのを飲みながら鶯餅や桜餅を食べたり、砂糖も牛乳も抜きの紅茶でロシヤケーキを・・・なんて書いてたら、口の中に唾が溜ってきました。イチゴジャムやオレンジマーマレードどドバッといれたロシヤティーも好物です(もっともこれは滅多に飲みませんけど)。
それと小生、自分を根っからの東北人と思うことがあります。そう、しょっぱい味付けが大好きなんです。スープの味加減をしてくれることでは、ラーメンはいつも味を濃くしてもらいます。一切れで御飯一膳食べられなきゃ沢庵漬けじゃないし、焼いて真っ白にならなきゃ塩引きじゃないって思います。
甘好き、酒好き、しょっぱ好き・・・行き着く所は見えてますね。摂生しなきゃ・・・