酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

たまには映画でも・・

2008-06-30 10:20:05 | バーボンの話
「おやじ。ラムだ!ラムをくれぇ」
と海賊が、港町の場末のバーに入ってくるなり、言う言葉でした。

「マスター。俺も早く『いつものやつ』って注文してぇっちゃ」
「『いつもの・・』呑んでるのは、いつも一緒だよね」
「んだども、『サントリーホワイト』じゃかっこつかねっちゃ」
唯梨庵という自分の飲み屋さんは、探しましたが。渋い顔して店の扉を開けまして、カウンターに座るなり「いつもの奴!」と言ってみたかった酔漢でございました。
映画を観ておりますと、こう言ったシーンが、かなり出てまいります。
お取引先様でございます「(株)明治屋」様が昨年7月に実施いたしましたバーボンに関するアンケートをご紹介いたしましょう。
バーボンの似合う有名人。
1位 ロバートデニーロ
2位 渡辺 謙
3位 ケビンコスナー
4位 ジョニーデップ
以下、ジョージクルーニー、ブラッドピット、オダギリジョーとか続くわけです。
女性陣では
1位 杉本 彩
2位 ニコールキッドマン
3位 アンジェリーナジョリー
4位 米倉 涼子
以下、RICAKO、藤原紀香、菊池凛子、ハルベリーと続きます。
映画とのイメージとかやはりあるんだろうなぁ。とは思いつつも、酔漢とは温度差があります結果でございました。
「酔漢さんは?」
ウーーン。バーボンでしょ。どうしても、西部劇の世界に入ってしまうんですよね
ゲーリークーパー、ハンフリーボガード、ハリソンフォード。極めつけがチャールズブロンソンですよね。日本人だと原田芳雄、松田優作が二人で一緒に飲んでますと「まいった!」と思うのです(隣に桃井かおりさんが、おられましたら・・・絵になるよな)
昔の日活はそうでした。赤木圭一郎、宍戸錠。何度も引き合いに出しましたが、「夕陽が俺を呼んでるぜ」的なシーンにはかなり来ます。
ですから、賑わっております場末のバーの扉が「バタン!」っていきなり開きまして、一人の男が入って来て、賑わっていた店の中が急に静まり返ってその男の足音しか聞こえないのです。カウンターに座りますと「バーボン」と一言。
「きたなぁぁぁ」と、思わずにはいられないシーンです。
あこがれるよなぁ。(と言いつつ、古いなぁ俺も)
再びアンケート結果。
「飲みながら読みたい本は?」
1位 ハードボイルド
2位 ミステリー
3位 サスペンス
となるわけです。
「北方謙三」さんは、スコッチの達人ですから、「バーボン」のイメージよりは酔漢流に言います「アイラアイラ」したお酒のイメージが強いわけです。
ですが、「平井和正」さんの「おおかみ男だよ」の「犬神明」は小説の中で、六本木のバーでバーボンを飲んでいるところでよく事件に出くわしたりするのでした。
マンガの世界ですと「ジェド豪士」(パイナップルアーミー)が、バーボンを飲んでます。(こいつも似合うよな)
スカーレットオハラが「風と共に去りぬ」で「自棄酒」を飲んでます。これバーボンです。彼女の、飲みっぷりはもう最高。しかもストレートで50度近いバーボンをぐびぐび飲んでるわけですから、おそらく「プライベートでも?」とかんぐりたくなります。ちなみに映画の中でも、本物を飲んでの演技だったと聞いております。
「マディソン郡の橋」でも日記を読みながら飲んでましたのもバーボン。
「酒はバーボンに限る」と語っておりますのは「泥棒成金」ですし、「旅情」では、わざわざ持参したバーボンを飲んでるわけでした。「ポケットにはバーボン」をまさに地でいってます。
「酒とバラの日々」はもう飲んで呑んでの繰り返し。病気になっちまった。でも泣けます「勇気と知恵を与えてください」最後は本当に泣きました。
(「オズに頼めばいいじゃん」・・・違うだろ!)
アンケート最後の項目
「飲みながら観たい映画(DVD)は何ですか」
1位 西部劇
2位 サスペンス
3位 ミステリー
「やっぱり」と思わずにいられない結果が出ております。
酒のミニチュアボトルをチェスの駒にしてですね。相手から奪った駒(ミニチュアボトル)は全て飲み干す。このゲームは究極です。
イギリス人の男はスコッチ。対します警部はバーボン。
そして、結果は、イギリス人の男はわざと負け、勝った警部はボトルを全て飲み干すハメに。警部はダウン(あたりめだっちゃ)イギリス人の男は、ダウンした警部のピストルを奪い逃走に成功。
「ハバナの男」のワンシーンです。これ、「マネしたい」と思うものの、出来ません。やっぱり恐いよね。
「荒野の決闘」と言えば「いとしのクレメンタイン」
この「クレメンタイン」はバーボンになっております。
実はこのクレメンタインさん。川で溺れて死んでしまったお嬢様だったとか。
西部開拓時代に一度出来てなくなったこのバーボンですが、ヘヴンヒル社の原酒を8年寝かして発売しました。ですが、昔の味ではないんだろうなぁ。何せ禁酒法以前の人気銘柄だもんね。現在のは、50.5度。何せ、ボトルのパッケージがいいんです。ですが、クレメンタインの微笑みにだまされてはいけません。
結構「男らしいお酒」です。酔漢好きな味です。本当はしんぺい君に紹介したかったお酒です。(酔漢上京してから知ったのでした)
「オーマイダーリン クレメンタイン」
ワンシーンを思い浮かべながら、飲みたくなるお酒でした。

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6 コメント

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Unknown (元☆部下)
2008-07-01 17:10:27
ども!
我が家のパソコンが復活しました。
いちお~ご報告まで。

バーボンの似合う女性に、私がいませんが?

んじゃ、またね。
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マカロニウエスタン (おばらあつひろ)
2008-07-02 22:17:21
ラムのダブルがクリントイーストウッド。
テキーラをあおるのがジャンマリアヴォロンテ。

亡きオヤジがヴィデオ借りて観ておりました『夕陽のガンマン』。そのワンシーン。

…あれ、ウィスキーが出てませんでした。お粗末。
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元☆部下様コメント御礼 (酔漢です)
2008-07-03 17:08:15
PCなおりましたか!オメデトウございます。
マエストロのお嬢様は、お元気ですか、是非ここに遊びに来てくださるようお伝え下さい。
明治屋さんは、なかなかお店にこなかったしなぁーーー
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おばらあつひろ様コメント御礼 (酔漢です)
2008-07-03 17:10:28
「夕陽のガンマン」みましたぁーーー。
口笛から始まる音楽も魅力的!
マカロニウェスタンは、それなりに、面白いよね!
高校野球も始まります。おばら様の母校、ひそかに応援しております。
けっこうファンです!
返信する
映画の中のお酒 (六花)
2008-07-09 14:05:55
ブックマーク登録ありがとうございます(~o~)

酔漢さんの話を読んで久々に手頃な「アーリータイムズ」買ってきました。
夫が「バーボンは水割りでなくロックだな」といいながら味わっております。
今まで映画に登場するお酒に殆ど注意したことなかった私ですが、
改めて気づくスカーレット・オハラはじめ多くの映画で登場したバーボン、
そして大好きだったウルフガイの名前まで出てきてびっくりです。
ちなみに「レイダース」で酒場の格闘シーンで映ってたのが
テネシーのジャック・ダニエルとスコッチのジョニー・ウォーカー。
「ジョニ黒」でインディが殴ってたのを今頃知った自分に苦笑です…(~_~;)
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六花様 ご主人お強い! (酔漢です )
2008-07-09 23:35:14
アーリーをストレートで飲まれるんですよね。
基本的に40度を頑なに守っているお酒です。
ほんのりとした甘さが、気持ちを癒してくれるお酒です。ハードボイルドが多いバーボンにあって、そのやさしさがいいですよね。
レイダーズのワンシーン。
そうなんですよね!ジョニ黒とジャックダニエルの対決でした。

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