吾輩は設備設計である

設備設計という仕事に云十年。理不尽なこと自分のぷち自慢、失敗談などを書いています

建築コストは高止まり

2007-10-16 10:45:09 | Weblog
当ブログで3月23日に書いた文で 今後は民間のタタキあいが減り、ゼネコンの赤字受注でいままで収まっていたものが今後減るであろう  といったことを書いていたが まさにここにきて現実のものとなってきた  いわゆる 過剰なスペックの設計をして少しのVEとゼネコンの出精値引き というものが日常化し 設計者の資質がそれほど発揮出来ないというかそれほど差が出ないというか こちらも随分ある意味楽な状態がここ少なくとも10年以上続いていたのだ 
ここのところよく耳にするが設計はしたがプロジェクトそのものを止めたとか、予算が収まらなかったから設計料は払えない うんぬん・・  さいわい僕の関係ではなんとか無いようだが・・・
これからはほんとうに資質が問われる 安価に性能と意匠を両立させることが求められるのである
だいぶタガがゆるんでいるなかで 確認申請の変更もママならないなか一発で決める能力が要求される 
今後のキーワードは リスクの提案と説明 
望むは今の流行のデザインがもっと機能性とコストを兼ねた方向に行くことである
構造設計もよりシンプルな方向に行かざるを得ないいま、今後 建築家のバランスの奮起を期待したいものである
コメント
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