我が国は、かつての高度成長期には、終身雇用が保障され、労働力人口の構成比も正三角形で年功処遇制度が安定的に機能し、特例を除き男性は職場、
女性は結婚して家庭の主婦と社会的役割分担も固定化され、新卒者の就職もほぼ 100%の状態が維持されていました。このような時代にはたとえ
自律的にキャリア開発をおこなわなくとも、更にはキャリアという概念自体を意識しなくとも、多くの人々は平穏無事に人生を過ごせたのではないでしょうか。
ところが近年、我が国においては、働く人、生活する人、学ぶ人それぞれのステージを取り巻く環境や状況が大きく変わってしまいました。背景には、
長引く景気の低迷とそれによる雇用不安、雇用形態の多様化・雇用の流動化、労働観の多様化、世界でも例をみないほどのスピードで進む少子高齢化、
経済のグローバル化、産業構造のソフト化・サービス化、女性労働者の増加等があります。それにともない、人々がキャリア理解、キャリア開発、
キャリア形成に正面から向き合わざるを得ない事態に直面することが増え、これを側面から支援するキャリアカウンセリングはますますその社会的存在意義を
増していると思います。
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