みなさん こんにちは
関西韓国YMCAフェスティバル韓国民族芸術科公演を観てきました。凄いの一言です。最初の二つはどちらも邪悪や不幸をときはらう祈りの踊りです。一つ目は白い衣装の7人の女性がゆっくりとしたテンポで踊ります。黄泉の国を想わせ固唾を呑みました。次は女性一人がゆっくりと踊りながらも、節々で太鼓でしょうか大きな音が鳴り響き、と同時に体を急に揺らせます。しなやかな踊りが一変する。その力強さに息を吞みます。
そのあとは打って変わって明るい音楽が続きます。14人の太鼓と鐘。扇子で鳳を表現した舞。7人の女性が一人三つの太鼓を打ち鳴らす鼓動。最後は農村で種まきや収穫期に踊られた風物のり。20数名全員で、太鼓や鐘を鳴らし踊ります。5つぐらいの女の子も大きな太鼓を抱えて登場。会場にそれらの音が共鳴し、舞台では帽子に白い細布をつけた踊り手がその布を首を振って左右、前後に回します。客席からは、「チョワヨー」と掛け声が上がりました。
600人入る会場は超満員。観客のほとんどの方は朝鮮半島にルーツをお持ちの方です。もう在日一世は少なく、2世、3世、4世もいらっしゃるでしょう。いわゆる日本人の私にも響く音楽と踊りです。故郷から海を隔てた異国の地で生まれ育ったコリアンの方々はどんな想いで民族の音楽に心震わせたのか。その想いを少しでも受け止められる生野に住んでいてよかった。
写真は10月23日、東成区民センターで開演前。
それにしても、在日の方々に関わるものも含め生野でやるべきような催しが、よく東成区民センターで開かれます。生野にも区民センターはあるけど、駅から遠い(JR環状線桃谷駅から徒歩15分)し、施設が老朽化してて、パイプ椅子やし。この催しも、音響効果を含め生野区民センターやったら、素晴らしさは半減してたやろな。生野にもええ会場でけへんかな。
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