脱落者 織田裕二 著 朝日新書
映画『踊る大捜査線』『東京ラブストーリー』などの数多くの映画やドラマで
活躍してきた著者が特に悩める人たちへ贈るメッセージがたくさん詰まった本だった。
「高校1年生のときに自殺を考えたことがある」と衝撃的な文章で始まるこの本は
著者の言葉で素直に語りかけていて好感がもてた。
テレビを通してしか聞いたことがなかった著者の発言だけではわからない
俳優としてのこだわりやポリシーなどがこの本ではわかりやすく書かれていた。
高校のときにテニスに没頭していた著者が膝を痛めて
テニスをあきらめなければならなくなったそうだ。
テニスの世界にしか生きられないと思い込んで自殺まで考えたという。
けれど、開き直ってバンドを組んだりして模索しながら青春時代を過ごしたという。
その結果、著者はやりたいことがなくなったのではなく、
ただ何もしたくない状態をそう錯覚していることに気が付いたという。
そして、立ち向かっていくしかないと自覚したそうだ。
「人生のレールはひとつではない。道なき道を、ときには走って、
ときには歩いて、とにかく前に向かって行く。」
それを著者は脱落者と呼んでいる。
映画『踊る大捜査線』『東京ラブストーリー』などの数多くの映画やドラマで
活躍してきた著者が特に悩める人たちへ贈るメッセージがたくさん詰まった本だった。
「高校1年生のときに自殺を考えたことがある」と衝撃的な文章で始まるこの本は
著者の言葉で素直に語りかけていて好感がもてた。
テレビを通してしか聞いたことがなかった著者の発言だけではわからない
俳優としてのこだわりやポリシーなどがこの本ではわかりやすく書かれていた。
高校のときにテニスに没頭していた著者が膝を痛めて
テニスをあきらめなければならなくなったそうだ。
テニスの世界にしか生きられないと思い込んで自殺まで考えたという。
けれど、開き直ってバンドを組んだりして模索しながら青春時代を過ごしたという。
その結果、著者はやりたいことがなくなったのではなく、
ただ何もしたくない状態をそう錯覚していることに気が付いたという。
そして、立ち向かっていくしかないと自覚したそうだ。
「人生のレールはひとつではない。道なき道を、ときには走って、
ときには歩いて、とにかく前に向かって行く。」
それを著者は脱落者と呼んでいる。