TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

松本兄のng

2008年05月02日 | 読書日記
松本兄のng 松本隆博 著 学研
ダウンタウンの松本人志の兄が自分自身の学生時代、
信用金庫の職員時代を振り返りながら若者へ、勉強すること、働くこと、
仕事を選ぶこと、社会人であることについてのメッセージを送っている本だった。
本の最初に実弟の松本人志とよく似てますねえと言われることについて
向こうが俺に似てるんやとわかってもらわんと困ると書かれていたように
最初から漫才のようなおもしろい口調でわかりやすく書かれていて読みやすい。
信用金庫時代、ご明算になるまで全員業務が終われなかったらしい。
著者はいつもひとりで最後までの残されていることが多かったらしい。
やっと計算があったと思ったら、著者に任せていたらいつになっても終わらないので
年下の先輩の女性に集計してもらっていたことをあくる日にばらされたという話は
大変おもしろかった。
そんな失敗の連続の話や、好きなものは選びにくいけれどこれだけはやめておこう
というのは選びやすいのでまず嫌いなことから消去していく仕事選びのコツの話、
アルバイトは所詮アルバイト、フリーターへの道になるようなアルバイトよりは
高校時代はしっかり勉強したほうがいい話とかがわかりやすく書かれていた。
おもしろい話に結び付けてくどくどとえらそうな感じがなく、説教じみていないのが
若い人々にも受け入れやすい本になっているのではないだろうか。

コメント
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