「ふつうの女の子」のちから 子どもの本から学んだこと 中村桂子 著 集英社
NHKの番組の中で、著書がこの本に書かれていたことについて論説されていたのを少し前に見て、図書館で借りて読んだ本です。「ふつうの女の子」とは、この本の中では著者は、女の子でないといけないわけではなく、また、男の子でもいいのであって、年齢も子どもとは限らずに、どんな年齢層の方でも普通に生きて行くことの大切さを知っていて、実行しようと試みておられる方々すべてを「ふつうの女の子」のような生き方を知っておられる方々として、「ふつうの女の子」という風に総称されています。DNAの研究の第一人者でもあり、生命科学を研究されて来られた著者が、人間は自然の中に存在している一部であるというお考えを基に、権力・経済力・武力で動かそうとする価値観を第一に考えている今の社会の状況下で、どれだけ普通に生きて行くことが大切かをこんこんと語っておられます。『あしながおじさん』、『長くつの下のピッピ』、『やかまし村の子どもたち』、『若草物語』、『ハイジ』『小公女』、『赤毛のアン』などの物語で描かれている主人公の女の子を取り上げて、これらの物語の「ふつうの女の子」の主人公たちが、ひとりひとりの小さな幸せを求めて生きていることを著者の今まで生きて来られたご経験とを重ね合わせながら、それぞれの章で詳しく「ふつうの女の子」の生き方がどういうものなのかを説明されています。そして、今のグローバルな時代に、21世紀を生きていく地球上の人々が、「ふつうの女の子」の生き方でもある、一人一人がそれぞれの幸せを求めて、思い切り生きて行くことができる社会の中に生きてこそ、地球上のあらゆる生きものたちも生きやすくなる社会のはずだと力説されていました。それぞれの論点に必ず詳しくその論点の著者のお考えを説明するためのそれぞれの理由や根拠などが記載されていたので著者が理科系の研究をされて来られた方だからの文章だなあと思った箇所をたくさん見かけました。図書館で借りて今週中に読まないといけなかったので、少し飛ばし読みで読み終えた本でしたが、NHKの番組の中で語られていた内容と同じような趣旨が記載されていた本だったと思います。
NHKの番組の中で、著書がこの本に書かれていたことについて論説されていたのを少し前に見て、図書館で借りて読んだ本です。「ふつうの女の子」とは、この本の中では著者は、女の子でないといけないわけではなく、また、男の子でもいいのであって、年齢も子どもとは限らずに、どんな年齢層の方でも普通に生きて行くことの大切さを知っていて、実行しようと試みておられる方々すべてを「ふつうの女の子」のような生き方を知っておられる方々として、「ふつうの女の子」という風に総称されています。DNAの研究の第一人者でもあり、生命科学を研究されて来られた著者が、人間は自然の中に存在している一部であるというお考えを基に、権力・経済力・武力で動かそうとする価値観を第一に考えている今の社会の状況下で、どれだけ普通に生きて行くことが大切かをこんこんと語っておられます。『あしながおじさん』、『長くつの下のピッピ』、『やかまし村の子どもたち』、『若草物語』、『ハイジ』『小公女』、『赤毛のアン』などの物語で描かれている主人公の女の子を取り上げて、これらの物語の「ふつうの女の子」の主人公たちが、ひとりひとりの小さな幸せを求めて生きていることを著者の今まで生きて来られたご経験とを重ね合わせながら、それぞれの章で詳しく「ふつうの女の子」の生き方がどういうものなのかを説明されています。そして、今のグローバルな時代に、21世紀を生きていく地球上の人々が、「ふつうの女の子」の生き方でもある、一人一人がそれぞれの幸せを求めて、思い切り生きて行くことができる社会の中に生きてこそ、地球上のあらゆる生きものたちも生きやすくなる社会のはずだと力説されていました。それぞれの論点に必ず詳しくその論点の著者のお考えを説明するためのそれぞれの理由や根拠などが記載されていたので著者が理科系の研究をされて来られた方だからの文章だなあと思った箇所をたくさん見かけました。図書館で借りて今週中に読まないといけなかったので、少し飛ばし読みで読み終えた本でしたが、NHKの番組の中で語られていた内容と同じような趣旨が記載されていた本だったと思います。