50歳からの孤独入門 斎藤孝 著 朝日新書
現在50代後半になられた著者の50歳からの心の持ち方や生き方を著者の経験や読書を通して導き出した後半生を幸福に生きるための方法が記載されていた本でした。50歳からの孤独感とどう向き合い、どう乗り越えて行ったらいいかが主に記載されていたように思います。ずっとあるものとは決して思ってなかったですが、一人になるという孤独感を感じざるを得ない時期がいつかは来るとは予想していたとしても、わざと気を付けて見ないようにしてきたこと、たとえば、自身の健康、家族や友達がいつまでも自分の周りに存在してくれているとは限らないこと、仕事や趣味などに対する向き合い方の変化などを感じて日々歩まないと行けない年齢だったのが50代なのかもしれなかったということを思い返しながら読みました。印象に残ったのは、読書家の著者が最近は本を捨てるようになられたとのこと、物欲がなくなってこられたという箇所を読んで、執着していたものを手放すことで新たな気楽さを手に入れ、自身にとって絶対的な幸福の根源を何かひとつ、持つことが重要と記載されていた箇所でした。また、あとがきのところで、「今まで死なずにやってきたんだから、力んで迎え撃つというほどのこともないか」という脱力感を持つと直面するいろいろな危機を乗り越えられると書かれていた箇所でした。後少しになってきた50代としての限られた時間を過ごすときのヒントになるような本でした。飛ばし読みで1時間ほどで読み終えた本でした。
現在50代後半になられた著者の50歳からの心の持ち方や生き方を著者の経験や読書を通して導き出した後半生を幸福に生きるための方法が記載されていた本でした。50歳からの孤独感とどう向き合い、どう乗り越えて行ったらいいかが主に記載されていたように思います。ずっとあるものとは決して思ってなかったですが、一人になるという孤独感を感じざるを得ない時期がいつかは来るとは予想していたとしても、わざと気を付けて見ないようにしてきたこと、たとえば、自身の健康、家族や友達がいつまでも自分の周りに存在してくれているとは限らないこと、仕事や趣味などに対する向き合い方の変化などを感じて日々歩まないと行けない年齢だったのが50代なのかもしれなかったということを思い返しながら読みました。印象に残ったのは、読書家の著者が最近は本を捨てるようになられたとのこと、物欲がなくなってこられたという箇所を読んで、執着していたものを手放すことで新たな気楽さを手に入れ、自身にとって絶対的な幸福の根源を何かひとつ、持つことが重要と記載されていた箇所でした。また、あとがきのところで、「今まで死なずにやってきたんだから、力んで迎え撃つというほどのこともないか」という脱力感を持つと直面するいろいろな危機を乗り越えられると書かれていた箇所でした。後少しになってきた50代としての限られた時間を過ごすときのヒントになるような本でした。飛ばし読みで1時間ほどで読み終えた本でした。