思わず考えちゃう ヨシタケシンスケ 著 新潮社
人気絵本作家ヨシタケシンスケさんのエッセイです。著者の絵本のいろいろな構想はこの本に記載されていたような普段、眺められている風景や世界が絵本の楽しさやユニークさに繋がっていたのかもと思いながらさらっと帰宅時の電車の中で読み終えました。この前、ラジオを聴いていたときに、『MOE』という雑誌の編集者の方がゲストで来られていてトークされていた放送を偶然聴きました。『MOE』はぱらぱらっとめくって読むだけでも楽しいときもあり、時々図書館などで拝見するすることがある雑誌のひとつです。このラジオの番組の中で、その号に寄って取り上げられている特集の内容によって、購買読者の年齢層が違うらしいということや、10代から70代までの幅広い読書の方々、特に女性に人気あるということ、ヨシタケシンスケさんの絵本の人気が上がるに連れて『MOE』や絵本全体の人気にも一役買われているということ、ヨシタケシンスケさんの絵本の話などが紹介されていました。日曜日、アタック25パネルクイズを見ていたら勝者が最後の獲得したパネルで人物を当てる問題はヨシタケシンスケさんでした。ヨシタケさんの人気は、絵本界全体の活性化にも役立っているのでしょうと思いました。ヨシタケさんのようなユニークな発想はクリエィティブの仕事に携わる方々に取ったら一番大事なことなんだろうなあと思いながらこの本を読みました。