レンタル店で借りて観た映画4本目は『家へ帰ろう』でした。88歳になった洋服の仕立屋の主人公・アブラハムはかってポーランドでナチスによる迫害に遭い、一人でアルゼンチンに逃れることができました。そのときに助けてくれた恩人の親友に必ずまた会いにくると約束していたのに70数年も遭わずじまいになっていました。アブラハムが老人ホームに行く日に偶然その親友に手渡すはずで仕上げていた青いスーツのことを思い出し、親友に届けたいと、一人で、マドリッド、パリ、ワルシャワを駆け巡る旅に出ることになるといったストーリーでした。そのスーツも偶然見かけたことで思い出すといったそのことをずっと覚えていたという執着心がそれほどないように描かれていましたが、心の奥底に仕舞っていた悲しい出来事に自ら蓋をして思い出さないように閉じ込めていたのかもしれませんね。人生も終盤に差し掛かり、アブラハムは閉じ込めていたその思いと対峙していく話だったと捉えてもいいかのような感じでした。全編、明るい内容のものはほとんどなく、終始重いテーマがのしかかっているような映画でしたが、最後のシーンはやっぱりよかったですね。旅先で出会った戦後生まれの人々の世話になりながら、アブラハムが成し遂げようとしたことが彼が生きてきた過去と現在、そして、未来を繋げて一つの線になって行きます。ホロコーストの迫害に遭い、そのときの怪我を一生背負いながらも、一生懸命生きてきた老紳士の切なる思いが叶ったときに、生きてきてよかったとあらためて実感したのではないのだろうかと思いました。最初はあまりストーリーがよくわからなかったのですが、最後まで見終えるとよく伝わってくるような映画でした。
昨日、楽天市場を装う不信メールがスマホに届きました。アドレスのリンクが貼りつけてありました。これはおかしいと思って本当の楽天市場のサイトで確認してみたら購入履歴がなかったので勝手に購入されたものではないとわかりました。このリンク先をクリックしたらいけないということだったようで、クリックしなくてよかったです。2回も届いたので、全部削除しました。時間をおいて今度はニトリを装った変なメールが届きました。これにもアドレスのリンクが貼られていました。このメールも即削除しました。何回も詐欺メールが届くと、いやですね。佐川急便を装ったメールに少し前に引っかかったことがあり、えらい目に遭いました。もう詐欺メールには引っかかりたくないので、用心深くなりました。詐欺メールにはくれぐれもご注意ください。