TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

今日も嫌がらせ弁当

2020年01月29日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画2本目は『今日も嫌がらせ弁当』でした。実話を基にした映画化作品です。原作は読んだことがありました。どんな映画になっているんだろうと興味があり観賞しました。八丈島で暮らす、母かおり(篠原涼子さん)とその娘で高校生の次女双葉(芳根京子さん)の親子が主人公です。父親が事故で亡くなってから、母が家計を切り盛りしながら、暮らしている家族のお話です。高校生の双葉は反抗期で母親と会話もしないという状況で、母親のかおりは得意の料理で逆襲することを思いつきます。それは、毎日、双葉に持たせる弁当に、彼女が嫌がる様なキャラ弁を毎回作ることでした。海苔で字を書いて、メッセージを盛り込んだり、手間と時間を掛けて、双葉の高校生活の3年間、ずっと弁当を作って行きます。ただ作るだけではもったいないということで、毎日、作った弁当のブログも立ちあげて、超人気ブログになっていきました。そんな母親と娘の親子愛がいっぱい詰まっていた映画でした。この映画の原作で、キャラ弁の写真が掲載されているのですが、映画の中でも、それと同じキャラ弁を作っておられました。禎子のお弁当はその発想もピカイチで素晴らしいなと思います。いろいろなバージョンの本当に素晴らしいお弁当が映画の中でもたくさん出てきてました。映画の中に出てきたキャラ弁も原作のまま作られたんですね。最後に、東京で働く双葉が船で旅立つときに、手を振って見送る母と姉に一生懸命それに答えて手を振る双葉のシーンで、母親と会える間が一番の宝物の時間だから何回も里帰りしないといけないよと思いました。この映画を観ている間、昔、母が作ってくれたお弁当のことを思い出しました。母は、キャラ弁は作ってくれたことはありませんが、キャラ弁でなくても、私にとっては一番美味しかったお弁当でした。誰でも、大切な人に作ってもらった愛情がたくさん詰まっているお弁当は、年を重ねても思い出深い記憶がいつまでも残っているのかもしれないと思いながらこの映画を観終えました。

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