レンタル店で借りてきた映画『記憶屋 あなたを忘れない』の感想です。
人の記憶を消せる記憶屋という人がいるらしいというという都市伝説が主題の映画でした。
主人公の遼一(山田涼介さん)は、恋人杏子(蓮佛美沙子さん)にプロポーズして返事をもらい有頂天だったあくる日に杏子が遼一の記憶を全く失っていたことで窮地に陥っていました。また、遼一は、幼少期幼馴染の真希(芳根京子さん)が誘拐未遂事件から自宅に戻ってきたときに真希が事件の記憶を失っていたことも以前から不思議に思ってきました。
そんなとき、弁護士高原(佐々木蔵乃介さん)の講義を大学で受講したのがきっかけで、記憶屋がこの世に存在しているかを探して行くことでストーリーは展開して行きます。
記憶を失うことで辛い気持ちや悲しい絶望から救われる人々もあり、映画では自分では解決できないような犯罪に遭遇して被害に遭った人々を中心に記憶を消して救済していく人助けとしての記憶屋の諸々の行いが描かれていました。最後で、記憶屋が誰だったのかがわかります。記憶を消して人助けになっていた記憶以外にも消さなくてもいい記憶を消していた理由は記憶屋の切なさを伴っていました。記憶にまつわるそれぞれの人々の秘めたる思いが絡み合うファンタジーぽい映画でした。