TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

のぼる小寺さん

2021年08月20日 | 映画鑑賞日記

レンタル店で借りて観た映画『のぼる小寺さん』の感想です。

オリンピックでスポーツクライミングの競技を観て、その競技に興味がありました。レンタル店で何を借りようかとうろちょろしていたときにこの映画を偶然見掛け、観賞してみた映画でした。この映画は、ボルタリングに夢中の女子高生の小寺さんが主人公です。小寺さんが毎日高校の部活で一生懸命クライミングしているのを毎日体育館で卓球部の部活をしていた男子生徒近藤はいつも気にかけていて、夢中でクライミングしている小寺さんに惚れ込んでしまいます。小寺さんと同じクライミング部に入った男子生徒の四条は、中学校のときに話掛けてくれた小寺さんに憧れながらも運動音痴ながら同じ部でともに頑張っています。写真撮影が好きで大きなカメラを学校内でもいつも持ち歩いていた田崎ありかは、体育館で、クライミングしていた小寺さんの姿に魅入ってしまい、何度か撮影するようになります。自分のクライミングしていた写真をありかが撮影していたのを知った小寺さんはクライミングのホームをもっと撮影してほしいとありかに依頼し、ありかは趣味でしていた写真撮影に本格的に取り組もうと思うようになりました。学校にほとんど登校してなかった梨乃は、偶然河原で小寺さんと出会い、小寺さんにネールアートを誉められてから、ネールアートの世界に飛び込もうとしていました。そんな5人はみんなある高校の同じクラスメートで、高校1年生でした。それぞれ、同じクラスメートでもそれほど親しくなかった5人の生徒が、なぜ登るのか、褒めれるために登るのか、何度もひたすら上に登ろうと頑張る「のぼる小寺さん」をそれぞれのクラスメートたちは不思議に思います。本人の小寺さんもなぜそんなに一生懸命登るのか真剣に考えていないような感じにも取れるようなちょっと不思議な小寺さんです。「のぼる小寺さん」のひたむきさと頑張る姿を不思議に見ていたクラスメートたちは、今置かれていた自分を重ねて、小寺さんが頑張る姿にそれぞれが次第に影響されて行きます。高校1年生だから、青春真っただ中だからただひたすら何かに夢中になれるものに没頭して行く姿がよかったです。担任の先生に進路希望調査を白紙で出していた高校生たちが、将来のことを考えないわけはないのですが、そのことを今は遠くに思いながらも、夢中になれる時代、青春時代はそんな時代なのだと描かれていたような気がします。初めての文化祭で、お猿さんやかっぱや豚などの着ぐるみを着て楽しむシーン、青春時代はいいなあと思いました。小寺さんが大会で登っていたときにそれを見守っていた同じ部活の先輩、四条、近藤、ありからが小寺さんに向かって「がんば~」と声を掛けていたのも青春時代の1シーンだなあと思いながら観終えました。

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高校時代

2021年08月20日 | ひとりごと

映画『のぼる小寺さん』での高校の文化祭のシーンを観ていたら自分の高校時代のことを思い出しました。この映画の中で、主人公たちが同じクラスでの出し物の「動物カフェ」でちらしを配っていたシーンや校舎の窓のあちこちに宣伝のびらや装飾していたシーンが自分が通っていた高校時代の文化祭の雰囲気と少しだけ似ていたからでした。自分が通っていた高校では映画製作や舞台の出し物が中心で、この映画のようなカフェなどの食べ物系の出し物はほとんどなかったのですが、文化祭の出し物は目を見張るようなものが多く、高校時代では一番印象に残っている催しで、文化祭や体育祭などの行事のときは学校の近所の住民の方々も自由に見に来られるような催しでした。この映画では高校1年生の高校生たちが主人公ですが、高校1年生の入学当時の4月頃から、塾みたいな3年後の大学受験を目的にしか見据えていないような授業を受けていたら、絶対高校の先生だけにはなりたくないと思いながら授業を受けていました。授業を受けるのはあまり楽しくなかったのでしょうね。けれど、文化祭や体育祭で、授業を受けていたときだけではわからなかった、同校生の芸術性が高い、ピカイチの才能や特技を知り、第1志望の学校ではなかったけれど、この学校に入ってよかったなあと思いました。高校時代の友人が高校時代は暗黒時代だったと言っていたのを耳にして、自分はどうだったろうなあと振り返ってみたことがあるのですが、暗黒時代と思ったことは一度もなかったことに気付いたのは文化祭の芸術性の高さに気付いたからだったと思います。この映画の中で、担任の先生が、進路調査をしていて、白紙で出していた小寺さんが「クライミング」と書いて再度提出したときに担任の先生がもっと現実味がある進路を書くようにと指導していたたシーンがありました。自分も、高校1年生のときは、3年後の未来や将来のことなどをまだ真剣に考えていなかったなあと思いました。青春はそんなものかもしれないし、そんな時代があってもいいし、先のことを決めるのを急ぐことはない時期なのだと思います。遠回りしてもいいいし、いろいろなカードを選択できる時代を楽しむ時間こそが青春時代だったなあと映画を観た後、自分の高校時代と重ね合わせながら青春時代の過ごし方を一考察してみました。

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8月19日

2021年08月20日 | ひとりごと

昨日の午前中、施餓鬼法要が営まれる自宅から少し離れていたお寺にお参りしました。午前中の大阪市内は大雨が降り続くお天気でした。父とバスで行こうと先に自宅を出てバス停で待っていたのに一緒に出てきたはずの父が一向にバス停に来ませんでした。自宅を出発したときは、小降りだった雨は急に強く降り出してきました。いくら待っても父はやって来ませんでした。乗ろうと思っていた1時間に2本しかなかったバスが行ってしまい、おかしいなあ、あれだけ言っていたのに違う駅に行ってしまったのだろうか、それともいつも行く罹り付けの医院に間違って行ってしまったのだろうかなどいろいろと考えながら、どうしようとあれこれ思い悩み、滝のような雨が降り続く道をバス停と自宅を3往復しました。父専用の携帯がもう利用できなかったので連絡のしようがなかったのでこういうときに連絡用の携帯の必要性を痛感しました。3度目に自宅に戻ると、父が自宅の玄関前にいました。間違って、JRの駅まで行ってしまったということでした。乗って行った自転車が側になかったのでどうしたのと聞いたら、JRの駅前の駐輪場に置いて、タクシーで自宅まで戻ってきたということでした。滝のような大雨は以前降り続いていたので、結局、お寺までタクシーで向かうことにしました。予定より1時間遅れで施餓鬼法要が営まれるお寺に着き、あっと言う間にお参りを終えて、タクシーに乗り込み帰宅。滝のような雨はお昼前くらいまで降り続いていました。午後2時頃、雨が少し小降りになったので、JRの駅前に父が止めていた駐輪場に自転車を取りに向かいました。父が自転車の鍵が見つからないと言っていたので予備の鍵を持って行ったら案の定、駐輪場に止めてあった自転車の鍵は付いたまま止めてありました。帰りはその自転車に乗り、帰宅しました。なんやかんやで気付かれで疲れてしまった1日でした。

昨日の高校野球の第1試合の福島県代表の日大東北高校と滋賀県代表の近江高校の試合途中に、雨が降ってきて中断していたようですが、ノーゲームになりました。第2試合も結局順延になり、午後からは雨が小降りになり、止んでいたので、第3試合から試合が行われていました。今年の甲子園は雨続きのお天気のため、順延試合が増え続けていますけれど、第1試合が始まったら雨が突然降ってきて中断して結局ノーゲームになることが今回はこれで2回目ですかね。コロナの感染にも気を付けないといけないし、雨による中断やノーゲームやコールドゲームのことも考えないといけないし、大変な高校野球の大会になっているなあと思います。第4試合で、香川県代表の高松商業高校が栃木県代表の強豪の作新学院高校に10対7で勝利し、出場校に公立高校が少ない中、あっぱれの強さを魅せつけていただきました。高松商業高校の校歌の歌詞に「紫雲山」が出てきていたのを偶然見て、昔、「紫雲山」の山頂に咲く桜は瀬戸内海を見渡せる素晴らしい風景だと知って、見に行ったけれど、まだつぼみで咲いてなかったことを思い出しました。伝統を感じるいい校歌だなあと思いました。今日も雨が降る予報が出ています。雨の中で大変な試合がないように願っています。

 

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