レンタル店で借りて観た映画『ビッグ・ボーイズ』の感想です。北米で1年間にどれだけ多くの鳥を目撃したかで戦うビッグイヤーに参加している主人公たち3人の1年間の戦いを描くコメディ映画。彼らの家族や仕事を織り交ぜながら鳥好きの3人が稀少種の鳥を見ようと探鳥している姿が楽しい実話を元に作られた映画です。大きな会社を経営している社長のスチュ・ブライスラー(スティーブ・マーティン)、原発でコンピュータ関連の仕事をしているブラッド・ハリス(ジャック・ブラック)、建設業者でビッグイヤーの最高記録保持者のケニー・ポスティック(オーエン・ウィルソン)の3人が主人公。ビッグイヤーに参加している人々は、どんなに遠くて大変そうな場所でも鳥たちを一目見ようとお金と時間を掛けて探鳥に勤しんでいて、その姿は圧巻です。スチュ・ブライスラーは会社経営というお金には苦労してなさそうなその立場を駆使しながら探鳥だけに使いたい時間をも彼を頼る会社の社員たちが何かのトラブルごとにやってきてその時間を仕事に使わないといけないようになりながちになるのですが、ビッグイヤーに掛ける熱意はものすごい人でした。ブラッド・ハリスは鳥の鳴き声を何百種も聞き分けられるという特技を持ち合わせている人で、このビッグイヤーで、スチュと仲良くなり、最後のほうでは、記録保持者のポスティックに負けないようにと、共同して、探鳥に勤しんでいました。ケニー・ポスティックは、最高記録保持者としての誇りを守ろうと、探鳥で絶えず家庭をも顧みることがいよいよ少なくなってしまい、奥さんを引き留めることが難しくなるという状況になっても鳥を求めて旅することを第一に考えている人でした。ビッグイヤーではどれだけ多くの鳥を目撃したかを競うのですが、その証拠として写真を提出したり鳴き声を提出することは必要なく、鳥を目撃したという自己申告だけでOKというシステムだったのもびっくりでした。最高記録保持の地位を守ろうと、あれやこれやの手腕で、その記録を抜かれないようにしていたケニー・ポスティックはそのやり方などで多くの人々にずるをしたりするので、嫌な奴と思われることが多いのですが、鳥の数の自己申告だけは真実を告げていたのも驚きでした。この映画の中では鳥を求めて探鳥や稀少種の鳥を見るべくあちらこちらを飛び回る3人の姿は鳥を見ることなどに関心がない人々にとったらものすごく滑稽な姿に見えるかもしれませんが、本人たちは皆真剣で自らの人生をそれぞれが掛けていました。彼らの熱意、愛情、友情、行動力は非常に素晴らしく、鳥が大好きで鳥を愛して止まない人々の純粋さが伝わる、心温まるいい映画だったと思います。ビッグイヤーの1年が終わって、3人の元にその結果の広報誌が届き、それぞれの順位が発表されていました。3人の探鳥の1年間で、得たもの、失ったものはそれぞれですが、3人の探鳥に掛ける思いは永遠に続いて行くのだという終わり方でした。個人的に、近所の公園などで、何年か前から始めた探鳥観察では、50種類くらいしかまだ見たことがありませんでしたが、見たことがなかった種類の鳥たちを目撃して感動している人々の思いは共感できました。最後のエンドロールで今まで見たことがない鳥の写真が紹介されていましたし、映画の中でも見たことがない野鳥がアップで撮影されていて、こんなに多くの種類の鳥が地球上に生息しているんだなあと思いました。
先日、雨続きで出掛けてなかった大阪城公園に久しぶりに買い物の途中で寄ってみました。
天守閣が復興されて今年の11月7日で90周年になるそうで、公園の入口にのぼりの旗がたくさん立っていました。今週の21日の土曜日の晩にこの90周年記念事業として製作された河内音頭「大阪城物語」が本丸にて披露される催しがあるそうです。お天気が心配です。
公園内でひっそり咲いていたひまわり 酷暑の間は公園内で咲いている花々をほとんど見掛けることがなくなった中では貴重なひまわりです。公園内の一角で探鳥されていた方々が何人もおられました。そろそろ鳥たちが公園内に戻ってきているようです。
上の2枚の写真は、公園を出てからちょっと遠いスーパーに買い物に向かった道の途中で咲いていた花々を撮影しました。今年は、まだセミの声があちこちから聞こえています。秋の気配もまだ感じないお盆過ぎの大阪市内を自転車で走っていたらまだまだ暑くて空から降ってきた雨粒に瞬間の涼しさを感じました。
昨日の大阪市内の雨は強く今日の朝もまだ降り続いています。今週末までくらいは雨が続くというお天気の予報が出ています。日本各地域の大雨の被害も心配です。暑いのはいやだけれど、雨がこれだけ降り続くのもしんどくて、早く雨続きのお天気が終わって欲しいと思います。
昨日の朝はまだ雨が降っていなかったため、高校野球の第1試合で、西東京代表の東海大菅生高校と大阪代表の大阪桐蔭高校が対戦していた試合をテレビで観戦していました。時折、雨が強まるようなお天気でしたが、終盤の回の雨はグランドがどろどろになってくるような泥の中での試合でした。内野ゴロも泥のグランドに吸収され、投げられないような状況で、テレビで観ているだけでも大変そうでした。結局、強雨のため、8回表の東海大菅生の攻撃途中でコールドゲームになり、その時点で得点が多かった大阪桐蔭が勝利したことになりました。負けてしまった東海大菅生高校の選手の皆さんの辛い思いに上乗せするようにさらに空から降り続く大量の雨粒がどれだけ恨めしかっただろうと想像してしまいました。晩に放送されていた熱闘甲子園で、東海大菅生高校の選手の皆さんが笑顔でコメントされていたのを観て、微笑ましかったです。雨で2回も明桜高校と戦って敗戦した帯広農業高校の選手の皆さんが学校に戻ってコメントされていた映像やお母さんに感謝されていた映像も流れていて心が温まりました。東北学院高校や宮崎商業高校がコロナで陽性反応が出て濃厚接触者も出ていたということで、出場辞退ということになり、今夏のコロナの影響が高校野球の選手の皆さんにも及んでいることに雨続きで試合ができないということも加わって、今大会の大変さが伝わってきました。
晩にはプロ野球のDeNA対阪神の試合をテレビ観戦しました。4月から保持してきたセリーグ1位の座が2位で後1ゲーム差で迫ってきている巨人に奪われるかと毎日新聞やテレビで話題になっていましたが、先日も佐藤選手の1ゲームに2回のホームランで6対2で勝利し、巨人が負けていたことで、首位を保持し、巨人との差も2ゲーム差になったという結果に終わりました。なんやかんや言われながらも勝利している阪神は今年はいつもの年のような戦い方とはやっぱり違っているのかなと思いました。阪神タイガースの健闘に元気をもらえているのでこれからも頑張って欲しいと期待しています。