コロナ禍で外出にマスクは必須アイテム、大分慣れてはきたが深呼吸の時は息苦しい。面と向かって喋るのも握手もできない、マスクで顔ふさぎ笑顔なんて伝わるものじゃない。満員電車に乗ると痴漢に疑われないよう腕組み目を瞑るか見慣れた車窓を眺める。ともかく誤解でもされたら万事休す、家族も仕事も人生も終わってしまう。
『家から出る時は姿勢を正し深呼吸すること。出会う人々には笑顔で接し握手には心をこめること。誤解されることになど心配せず無用なことに心をわずらわさないこと。やりたいことをしっかりと心の中で定めその目標に自分の力を注ぐこと。このことを守ればいつのまにかあなたの叶えたい願いを達成するために必要なものが全て自分の手の中にあることに驚くことになる。』(エルバート・ハバード)
やりたいことや今からの目標など別段ない。いつも通りに淡々と妻と二人、食べて呑んで眠って口喧嘩したり、まあ好きなブログと仕事すれば日々是好日ということだ。世界中が振り向かなくなっても妻さえ居ればそれでいい。老いて漸く二人三脚を実感、互いの健康を気にするようになった。手の中には叶え続けてきた沢山の宝物を握りしめている。