平日の昼間、兄に誘われ花見に夫婦共々室見川河川敷に出掛けた。桜の開花は五分咲き?だが、晴天と気温上昇の条件が整い絶好の花見日和となった。
「世の中は三日見ぬ間の桜かな」よく詠ったものだ。世の中の移り変わりと同じく桜の花は瞬く間に散ってしまう。寂しいようだが、命絶やさず毎年決まったように咲き誇り、人の目を楽しませてくれる。こんな日は戸外に出てぽかぽか陽気を身体中に浴びる、いいことだ。
桜の木の下、義姉の手料理弁当が食欲をそそりビールに酎ハイ、日本酒まで持ち込み宴が始まった。誰に気兼ねなく何の束縛もなく、気心知れた兄と酌み交わす花の杯。なんとも至福の時間である。