今日3月5日は「啓蟄(けいつち)」、二十四節気のひとつで冬ごもりの虫が這い出るという春の季語らしい。コロナ禍にも「啓蟄」あればそろそろ活動始めてもいい時分?気温上昇すれば気分だけでも春の息吹きを予感するのだが、恨めしそうに碧空を見上げる。
雷驚蟄始まる頃
『微雨(びう)衆卉(しゅうき)新たに』
(小雨が降るとそこに草が生え、雷が鳴ると虫たちが驚いてうごめき出す)
雷の音で冬眠から覚めた虫が寝ぼけまなこで辺りを見回し、ひと雨降る毎に芽を吹く木々は新緑の葉を次々とつける。戸外に出て春の蕾(つぼみ)を探し歩くのもいい、モノトーン風景に色を重ね独り言も一興。そんな心境も束の間、突然鼻がむず痒くなって花粉警報!それに今日は黄砂とPM2.5も多いとか。部屋を閉め切り空気清浄機を花粉モードに切り替えた。