〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

残すところ一ヶ月となりました

2006-10-21 | 環境問題
どうもこんばんは。
10月も後半になりましたが、まだ日中は暑いくらいの陽気です。

地球温暖化という危機が未来の話とかではなく、現にここで起こっている、私たちが解決を迫られている問題であるということを、いやおうなく実感させられる気がしますが、いかがでしょうか。

もちろん、短期的に見れば年によって暑かったり寒かったり、地域によってばらつきがあるでしょう。
しかし中・長期で見てだんだんと事態が厳しくなっていくだろうことは、もう世間のだいたいの人の間では共通の認識になっていると思われます。

「共通の認識」などとちょっと改まって書いてしまいましたが、ようするにごくふつうの市井のおじさん・おばさん・おじいちゃん・おばあちゃん等々に聴くと、だいたい一様に「最近気候がおかしいよね」と答える、ということですね。
この社会全体を漠然とした将来への不安感が覆っているといっても、けっしてオーバーではないでしょう。

そしてさらに、合意されている科学的なデータからは、地球温暖化は「将来くい止められるか否か」というレベルの問題ではすでになく、なんとか人類の生存に危険ぎりぎりの線で軟着陸させるため、いますぐあらゆる対策を世界的に開始せねばならないという全体状況であることが、もはやはっきりしているようです。
そのことについてはまたご紹介してみたいと思います。

今や、好むと好まざるとに関わらずそういう時代の渦中に、私たちは現にいるということのようです。

私も「将来やばいだろうなー」という心情的な漠然とした不安感程度でとどまっていたいという気持ちが、やはりはっきりとあります。
いやなことは見たくない・聴きたくない、そして安住していたいですからね、一見、いつまでも豊かで平和でこのままやっていけるかに見える、この生活に。
ああ、それがほんとうにそうであればいいのですが!

さて、以前から書いております、11月19日(日)予定のシンポジウム
「日本も〈緑の福祉国家〉にしたい!―スウェーデンに学びつつ」
開催まで、残りいよいよ一ヶ月を切りました。
私もおよばずながら実行委員・事務局の一人を務めさせていただきます(緊張するな~)。

メインテーマとなる北欧の国・スウェーデンは、経済と福祉の高度なバランスを取りながら、さらに「緑の福祉国家」という新しい国家ヴィジョンを掲げ、上記のような地球環境の危機に対して、現在きわめて賢明かつ的確に対処しているようです。

ところで、本シンポジウムは、もちろんそういう社会政策の最先進国・スウェーデンを単に称揚しそこから学ぶためだけの会ではありません。
それは第一歩にすぎず、そこから私たちの日本がバックキャストしていくべき新たなヴィジョンを検討し、できれば一定の合意を形成するための場を、目指しております。

次に、シンポジウムの「趣意書」、およびご招待文にあたる「記」を掲げますので、ぜひご覧いただければと思います。

環境問題の情報と危機感を共有し、個人的・草の根的・ネットワーク的にいいことをしよう、むろん善良な意図にもとづいているものの実効性がどれだけあるのかよくわからない従来のよくある行き方とは、ひと味もふた味もちがう、環境問題に関しては画期的な集いになるだろうことが、そこから読み取っていただけるものと信じています。

現在、お申込は随時お受けしております。
興味をお持ちの方は本ブログあて、
または左記ブックマークの事務局ブログまでお尋ね下さい。

さて、残り一ヶ月、何ができるかな?


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