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あの池上彰氏も「オズワルド単独犯行説」…

2017-11-25 | JFK暗殺事件について
 さて、記事の更新ができておらず残念だが、こだわりのJFK暗殺についてである。

 昨日も池上彰氏がテレビで、アメリカでのJFK暗殺事件にまつわる機密情報公開に関し、依然一部の資料の公開がCIA及びFBIの申し立てで保留されていることについて、「オズワルド単独犯行説は間違いないが、彼の動向を掴んでいながら犯行を許してしまった政府機関の失態が暴露されるのを恐れているのだろう」というコメントをしていて、池上氏には別に興味も面識も恨みもなく、あくまで事実を追及するジャーナリストとしてだが、「なんとバカげたコメントか!」と思ってしまった。

(考えてみれば、池上氏が以前ダライ・ラマ来日時のシンポジウムで司会をされている際、国賓級の人物の前で壇上でうたた寝ているのを見ていて腹が立った覚えがあるので、その点では恨みがなくもないのであった。当該シンポジウムについてはサングラハ教育・心理研究所のHP参照のこと)

 それは決して根拠がない悪態ではないことは、既述のアルトジェンズ写真の件でおわかりいただけていることと思う。
 さらにその他に、ザプルーダー・フィルムの決定的なわずか一コマで、機密資料の公開を待つまでもなく、オズワルド単独犯行説に始まるすべての隠ぺい工作はすでに明らかになっていることは、ほとんど認識されていない。
 それは大統領と前に座っていたコナリー知事をまとめて貫通したという「魔法の銃弾」説ーーオズワルド単独犯行説の根拠ーーを否定し、わずかな時間差で別の銃弾がそれぞれに命中していることを裏付けるものである。ぜひあとで解説したい。

 池上氏は単なる一例だが、こうした見方の安易さは一体何なのか? 番組では映画JFKが言及されていたにもかかわらず、その意義はまるで無視されていた。さらに映画では触れられていない上記のような「視覚的証拠」などを一目見れば、日本のメディアが無批判に追認している公式説はほぼ真っ黒であるにもかかわらずだ。

 トランプ大統領による最後の未公開資料の公開決断が180日延期されているということなので、それまでには更新しておきたいと思う。
 後年、この事件は「あまりにも明らかな事実が情報操作によっていかに長く広く隠蔽され得るか」という格好のケース・スタディの材料となるであろうことを予告しておきたい。

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