〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

公開学習会:環境の危機と私たちの未来

2020-02-09 | 持続可能な国づくり
 気候変動により、日々「記録的~」という天気・気象に関する報道を聞かない日はないほどである。疑いなく、事態は年々加速している。
 報道は「今年の冬は」などというが、これは予測されてきて、その予測が前倒しで現実化している、容赦なく進行するプロセスである。
 恐ろしいのは、これは人類史のスパンで考えるなら不可逆的な、取り返しのつかない事態だということである。

 この「現代文明」、それを構成する社会システム、そのなかで営まれている私たちの日常は、子どもたち、さらに後に続く世代の未来を文字通り奪っている。卑近な例でいうのなら、2歳半を迎えた我が子の成人の時期には一体どうなっていることか。そして、その子たちは?
 「罪深い」という宗教的・神話的ニュアンスの言葉は、そう語る者の自己絶対化があからさまなので全く好きではないが、しかし地球生態系ひいては人類存続の持続性を損なう行為を罪であり悪だと定義するのなら、私たちの生とは実際罪深いとしか言いようがない。

 この状況において、日本の国会ではそんなことはほぼ関係なしに棒読みの答弁による「論戦」が行われており、アメリカではエゴむき出しのいろいろな意味で愚かな指導者が再選される勢いである。
 明らかに、マクロには人類の内面、ミクロには私たち自身の内面が変革されなければ、事態はこのまま悪化の一途をたどることだろう。

 これまでの記事でお伝えしていた「持続可能な国づくりを考える会」では、外面の現象と対応した内面の問題を総合的に扱ってきた(内面の問題の解決案に関しては、特にサングラハ教育・心理研究所の知見による)。
 この圧倒的に大規模で絶望したくなるほど深刻な状況に対しどのように適用するのかという課題は残されているものの、しかし従来型の神話的ないしイデオロギー的なドグマを完全に排除しつつ、その解決の見通しをつけている代案は、私の知る限りではほかに存在しない(再び、ほかにご存じであればぜひお教え願いたい)。

 詳しいことは当会ブログhttps://blog.goo.ne.jp/greenwelfarestate参照。
 というよりも、実質的な代表である岡野守也氏のブログhttps://blog.goo.ne.jp/smgrh1992をご覧いただいたほうが、より具体的・詳細にご理解いただけるものと思う。

 絶望は何も生みはしない。私たちの問題ある内面は、同時に宇宙の自己認識としての内面でもあるはずだ。
 一般の方にも開かれた会(もちろん去るも自由)なので、ぜひ不安感にとどまらず、事態の解決に向けた行動を考える場としてご参加いただきたいと思う。

・日 時 3 月 14 日 13 00 〜 17 00
・場 所 フォーラムミカサエコ 7 F(JR神田駅西口徒歩3分)
・参加費 1000 円 (当日お支払いください)
・申込先 「持続可能な国づくりを考える会」
      事務局申込担当:増田満
      Email : mit.masuda@nifty.com FAX. 042‐792‐3259




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