宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2006/12/19
土曜日のよじあきで呑みすぎ撃沈、激しい記憶喪失に落ち込みしばらく酒を断とうと決心して日・月と過ごし、その翌日の火曜。仕事中18時過ぎに向かいの席に座るS先輩、いきなり「焼肉が食べたい」とぽつり。さらにピピピと「体調がよければどこか寄りませんか?」とメッセージが飛んで来るではありませんか。見るなりニヤリ、「いきましょういきましょう」とお返事。すっかり酒を断とうなんて決心はどこかに吹き飛んでしまいます。

早速行くお店を検討。しかし残念ながら焼肉のお店については貧弱なボクの発想、S先輩に焼肉じゃないですがやまちゃんはどうですか?と提案するとOK、でも入れるかなとの返事。電話を入れると当然のように予約は一杯とのこと。次に、ちょっとひねって最近マイブームなサイゼリヤを提案すると、あっさりとNG。そりゃそうですねと、ふーんと頭をひねって出てきたのが、魚三の鮭フライを美味しそうに食べるS先輩の画像。すぐに銀座三州屋を連想します。そしてはまださんのページのURLをつけて提案するとOKの返事。その後しばらく急いで残務を片づけ、20時過ぎに三州屋へ向かいます。



丸ノ内線銀座駅の地下道を抜けて煉瓦通りを出ると、銀座2丁目の三州屋もあまり寒空を歩かずに到着することができます。お洒落なブティックなどが立ち並ぶ煉瓦通りに、忽然と現れる三州屋のネオン看板。ここを左に直角に曲がると、視界はまるで別世界です。



そして暖簾をくぐるとこれまた完全なる正しき酒場の風景。カウンターと、並ぶテーブル席は全てぎっしり満席ですが、階段下にある6人がけのテーブル席にいらっしゃったお客さんがちょうどお会計をすませたところで、フロア係のおかあさんがそちらの席へ案内してくれます。最初ぶっきらぼうだったおかあさんも、ちゃきちゃきと返事をするS先輩を好印象に思った様子で、すっかりと思いやり接客モードに早変わり。生ビール(中、550円)二つと、鮭フライ(600円)、鳥豆腐(450円)、そしてオススメのホワイトボードから鯛の兜煮(550円)を注文します。



そしてお疲れさまでしたと乾杯。いやあ、仕事のあとの一杯はまた格別な旨さですね。ごくごく飲んじゃいます。そして思ったより早く鮭フライが到着します。



この鮭フライ。大ぶりなところも良いのですが、一口がぶりといただくとこれがまたサクッサクの衣がたまりません。そして中にはふんわりの鮭の身。これですよ、これとばかりにS先輩の表情をのぞき込むと激しく同意のサイン。いやあ、美味しいものを共感するのって凄い幸せですよね。しばらく鮭フライに感動していると、おかあさんが鳥豆腐をもってきてくれました。



銀座三州屋には何度か来ていますが、三州屋の定番メニューである鳥豆腐をいただくのは実ははじめて。想像より大きなどんぶりに入ってやって来ました。結構ボリュームがありますね。豆腐、とり、青菜をとってスープもすこし。これがまた美味しい。はまださんが必ず頼むという一品だけあります。二人大満足で鳥豆腐をつついていると、次にさらなるサプライズが。



おかあさんがもってきてくれた鯛の兜煮。まわりのお客さんも思わずおかあさんに「すごいね、何これ?」と聞いているほどのボリューム。おかあさんは「鯛の兜煮、もうこれでおしまいです」と。おっと、最後の一つだったのですね。しかしこのボリュームで550円というのはあまりにも凄すぎ。この時点でボクは、人数分の注文で二つ、550円×2なのかと思ってしまいます。でもお会計の時にちゃんと550円であることが判明。いやこれはお得。しかも身もたっぷりで、魚好きにはたまらない逸品。しばらくS先輩と二人、黙々とアラの部分から身をほじくり出しつつ、鯛の旨さを堪能します。



そして生ビールもおかわり。鮭フライは片づけましたが、まだ兜煮も鳥豆腐もたっぷり残ってます。しばらくして落ち着きを取り戻した二人はのんびりと呑みモードに切り替わり、くだらない話で盛り上がります。



生ビールを飲み干してもまだ少しおかずが残ってます。最後に瓶ビールを一本いただきますか、ということでおかあさんにお願いするとキリンとヱビスが残っているとのこと。壁のメニューには瓶ビール(650円)としか書いていないので、両方と同じ値段なんでしょうね。それではということで当然ヱビスをいただきます。残ったおかずにちょうど良い量のビールでした。店内は既にラストオーダを終え、お客さんたちもばらばらと帰っていかれます。閉店時刻の22:00、おかずも平らげごちそうさまをしました。お会計は税込みで4,670円(ここは外税表示なんですね)。大満足でお店をあとにします。



1時間40分ほどの充実した呑みタイムを終え、22時過ぎの銀座の街はネオンでキラキラ。すっかり寒くなって空気がきりりとしている中、JRで帰るS先輩と別れ足早に丸ノ内線の駅へ向かったのでした。

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