愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

震災以降初の特別展開幕 東北歴史博物館

2011年09月26日 | 災害の歴史・伝承
宮城県多賀城市にある東北歴史博物館。

先日23日から特別展「いつも元気な子どもたち!」が始まっています。

http://www.thm.pref.miyagi.jp/


【展示趣旨】
いつの時代でも、多少の不便や困難な生活の中であっても、こどもたちは家で、学校で元気な姿を見せて頑張ってきました。その姿をものがたる資料を展示することで、震災の影響を受けたこどもたち、ひいては社会全体が明るい元気な姿をとりもどしてもらうきっかけにしていただきたいと考えています。
 今回の特別展では、こどもたちの暮らしのよりどころである「家」と「学校」を取り上げて、そこで活動するこどもたちに関係した資料を紹介していきます。この展示を通じて、昔のくらしの様子や元気なこどもたちの姿を感じとっていただきたいと思います。


明治時代から高度経済成長期までの子ども達の生活道具を展示。「家」、「学校」をテーマに食事、遊び、勉強などを紹介している。

会期は12月11日まで。



東北歴史博物館は震災後、4月下旬に再開したが、特別展の開催は震災以降はじめて。

この博物館は宮城県にあるが、展示で取り上げるのは東北全域の歴史である。

私が6月に宮城に行った際に訪問させてもらったが、

その日はちょうど岩手県の平泉の世界文化遺産決まった時であった。

この館の常設展では、平泉についても取り上げているので、非常に参考になった。

JR多賀城駅のすぐそばにあり、仙台市からの交通の便もとてもいい博物館です。



東北歴史博物館
宮城県多賀城市高崎1-22-1
http://www.thm.pref.miyagi.jp/index2.html