カッシアの物語 を読みました。
あのディズニーが早くも映画権を獲得した・・・・というので興味深々。
翻訳版は10月の下旬に出たばかりなのです。
物語の舞台は、一度破たんした人間社会のその後の世界。
(ユートピアの反対で、ディストピアと呼ぶらしいですね)
人は完璧に管理されて統制された世界に、なんの疑問もなく暮らしています。
仕事も、結婚相手も、食べるものも、死ぬ日まで決まっていて、なんの問題もないけど、
その事に疑問を持ち始めた「カッシア」という女の子の話。
読み進めるほどに、その統制された世界が、気味悪く見えてきます。
「ディストピアンラブストーリー」 と銘打ってあるように、
確かに結婚相手として決められた以外の、しかも訳有りな少年と相思相愛になってしまうのですが、
やーーーーっとお互いの気持ちがはっきりしたというところで、つづく・・・・
長い・・・
え?これってラブストーリー?
舞台をディストピアにおいた、成長物語と見た方がいいのかな?
かなり淡々と話が進んでいきます。
面白いのかな。これ。ちょっと消化不良気味。
次回を読んで、スッキリしたい気分は残りました。
でも、映画化された時の対比を楽しみたい方は、読んでみてください。
分厚くて、綺麗な色のペーパーバックスでした