リレートークライブ「生きるちから」お運び下さったみなさん、心よりありがとうございました。
もしかして、私の音楽活動はじまって以来の少人数、超濃厚な素敵なライブだったかもしれません。
大好きな写真たちに見守られ、横山先生のお話を間近できき、うたわせていただく、参加下さった方にはきっとこの気持ちがわかっていただけた気がします。
ライブがはじまる少し前に大きな見事な虹が出ました。
夕立があり、少しおさまったころ、誠さんが「あと少しで虹がでるよ」って・・・。
数分後、久しぶりの大きな見事な虹を見ました。
そしてほんの数分・・・あっと言う間に消えてしまいました。
どれだけの人があの数分間に気がついただろう・・・私自身のこのライブとの出逢いに似ているように思えました。
ホスピス・ターミナルケア。
決して重いテーマではありません。
ホスピス・ターミナルに向き合うことは、今をどう生きるか?という事です。
トークライブのテーマ「生きるちから」のVOL.1の終楽章に本当にふさわしい横山先生のお話でした。
生命の輝き
自らの選択により 自らをよりよく 生かすことにあり、
自分を支えている 他の生命をも 愛することにある。
・・・横山宏
横山先生はホスピスの役割やその支援、ターミナルケアのあり方などお話し下さり、誰もに「生」と「死」の教育の必要があるがゆえにホスピス・ターミナルケアの普及・啓発に活動されておられるのです。
82歳の現役医師の言葉はまろやかで自然で、今回のその場が教会であったことを喜んで下さいました。
「恋文」の空より 写真 Makoto.M
無断転写はご遠慮下さい
私は「誕生」が喜びと共にあるように、「死」とはその悲しみを越えた時、生きるものの力になるものだと思っています。
「誕生」と「死」を同じように捉えることができたらそのプロセスはめぐるものだと。
肉体も魂も。
私は「恋文」の中で、形あるもの、形ないものとうたっています。
・里の秋
・樹より
・道
・恋文
・念ずれば花ひらく
・つゆのごとくに
・君へ
・涙そうそう
私は薄れてゆく生命を前にしたお経もお祈りの言葉も知りません。
でも同じように「うた・音」で、それを唱えていただいた時の、安らかな気持ちに近づくことは出来るかも知れないと思っています。
そのために、修業があるとしたら、私自身が「よく生きる」ことなのだと思います。
誠さんの写真も映像も横山先生のお話と同じことを表現しています。
誠さんとのコラボライブ「樹より君へ」はさらにひろげてゆきたいと心新たにしました。
かなり落ち込む失敗?をしました。
自らの「いのち」と向き合っている人は「かわいそう」ではなく「美しい」と教えて下さった人の宝ものの、目の前の天使の寝顔に負けてしまいました。その人の、今まさにその覚悟をされ、生きる姿が、はじめて重なってしまった。
いつもはなんとか戻すことが出来るうたでしたが、どうしてもうたえきれなかった。
「かあさんが最後に眠るとき、きっと君の命に感謝する」
横山宏先生、ありがとうございました。
参加して下さったみなさん、ありがとうございました。
教会さんありがとうございました。
ライブ開催にあたりお手伝いいただいたみなさん、ありがとうございました。
誠さん、ありがとうございました。