僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

玉虫沼湖畔荘 ジンギスカン

2010-07-11 22:10:30 | 食べ物
朝日町で睡蓮を楽しんだ後、山辺町大蕨の玉虫沼の湖畔荘で昼食をとりました。

私と息子はジンギスカンを注文。

サフォーク種の肉二人前

ボリュームあります。

何年ぶりで食べたでしょうか?肉の旨味が抜群で、歯ごたえもあって最高でした。



妻はあっさり、ざる蕎麦を


少し味見しましたが、美味しい蕎麦でした。手打ちそば教室も行なわれているらしいです。


キュウリの漬物とイチジクを煮た物と焼肉のたれです。


むかしむかし、「おしん」の撮影のとき小林綾子ちゃんがここで食事したようです。



玉虫沼は今日も静かな表情を見せてくれます。






昔、山野辺城主、山野辺義忠公が、眉目秀麗な「玉虫」という女性を賄いとして雇っていました。
玉虫が炊くごはんがあまりにも美味しいと城中良い評判がたったので、他の女中は面白くありません。
女中の一人が、玉虫が焚いた釜にこっそりヘビをしのばせます。
そして「玉虫はご飯を炊くのにヘビを入れている」と噂を流したのです。

玉虫はいたたまれなくなり、夜に城を抜け出して沼のほとりにやってきて
入水自殺を遂げてしまいました。

毎日、沼が静謐を湛えているのは、玉虫姫が箒できれいに水面を掃いているからといわれています。

本当に静かで神聖な気分になります。

睡蓮

2010-07-11 20:52:30 | 
投票を終えてから、朝日町大谷のため池に向いました。
睡蓮を撮影するためです。

現地近くについても場所がわかりません。人っ子一人歩いていないので
道も聞けません。

あっちこち車を走らせ、ため池を探していたら、疲れた妻が大きなため池・・・

じゃなくて溜息(ためいき)

当てずっぽうで走らせていたら、いつのまに大江町にまっしぐら

荻野という地名の道ばたにオレンジ色のヤブカンゾウが咲いています。

古代はワスレグサと呼ばれ失恋の痛手を癒す花として利用されました。
ユウスゲやノカンゾウと違い、八重咲きになるのが特徴です。


ヒルガオ


アレチマツヨイグサ




合歓(ネム)の木




やっと田んぼの上方にため池を探し当てました。

睡蓮


睡蓮(白)


睡蓮(黄色)


睡蓮(赤紫)


睡蓮はヒツジ草とも呼ばれ、未の刻(午後2時)に咲くのでその謂れがありますが
実際は日中ほとんど咲いています。
もともと白花だけだったのですが、改良され園芸品種も出てきました。

蓮の花ほど目立ちませんが、楚々とした奥ゆかしさがあります。




ため池にはメダカがたくさんおり、もともとメダカを飼うための池だったのですが
烏などの鳥に食べられるので、睡蓮を育てることで、目隠しにしたそうです。
ため池やそばの田んぼを管理している農家の渡辺かつみさんが丁寧に説明してくれたのです。現在はウシガエルがはびこり、その対策に苦慮されているそうです。
テツ魚も棲息しているそうですよ。


田んぼの畔に咲く花々


カキラン


ネジバナ


ミゾカクシ


アザミ


マツムシソウ



睡蓮は、6月25日が最も見頃で、午前中のほうがたくさん花開くそうです。

帰りにため池のメダカを20匹ぐらい貰って帰りました。



渡辺さ~ん! いろいろありがとうございました。