うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ギボウシ・フレグラントブーケの秋咲き

2008年11月23日 06時22分39秒 | ぎぼうし栽培日記

 数日前の写真を掲載する。圃場ではもう葉も枯れ、地上部に跡形もないギボウシが目立ってきたのに、なぜか、‘フレグラントブーケ’ が蕾を持ち花咲く寸前だ。
 この香りギボウシ ‘フレグラントブーケ’ は、マルバタマノカンザシ(丸葉玉の簪)系の園芸品種で、ほかのギボウシと比較してさすがに亜寒帯に属する中国の旧満州が自生地であるせいか、遅く秋口まで生長をつづける特徴があるようだ。ほかに英国で作出し育種されたものにも、一般的にその傾向があるようにおもう。

 これは、近所にギボウシ直接販売の宣伝も兼ねて、8月から3ヶ月間置かしてもらっていたもの。そろそろ、枯れてくるからと回収してきた。ほかにも、行きつけの若い夫婦が営む床屋さん(ヘアサロン“ダンディ”)へ、今までに増やしすぎた観葉植物・スパティフィラム‘アウナロア’、アグラオネマ‘シルバーキング’、それにギボウシ二鉢をさし上げた。
 ‘フレグラントブーケ’について、地元では種子吹き付け業者(:フタバ緑化産業㈱)の大手である民家風の事務所の玄関周辺に、うまく風をよけて半日陰に設置した。気がかりの水やりの頻度も事前にお願いしていたのだが、上手にケアしてくれたようだ。

 この時期だとまだ狂い咲きとは言えず、秋咲きだ。二度咲きという生理現象とおもわれる。通常の開花時期は、ものの本では秋の彼岸過ぎまでとされている。いい加減と言えばいい加減だ。まあ、どの世界でもガイドブック、入門書、能書きを言い執筆する人がすべてに詳しいわけではない。著者自身に実際に栽培経験があるとは限らないのだ。本の内容に錯誤があれば買わなければいい。老婆心ながら、亀の甲より年の功で言うのではないが、いつでもどの世界でも、本当の専門家はわずかである。あれれっ、わたしの悪い癖、話が変な方向に行ってしまった。

 コメント、お問い合わせに際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォーム、メール等でお願いいたします。
       

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 寒河江ギボウシの結実 | トップ | ギボウシの紅葉とよもやま話 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うちもです (M・T)
2008-11-23 18:51:49
こんばんは。フレグラントブーケもそうですがタマノカンザシの系統はうちでもいまだにきれいな新葉を展開してくれています。他の物は確実に枯れていってます。タマノカンザシにはそのような性質があるんですかね?自生地で見てみたいものです。

春に展開して夏までに一回花を咲かせて、その後腋芽や根茎から新個体ができて、それが急速に成長して秋にまた花を咲かせる。言いかえれば急速な成長サイクルを年に二回行っているということでしょうか。タチギボウシもあっという間ですがこっちの方がさらに一歩進んでいる感じですね。
でも秋咲きの方は結実率が低いように思います。環境的にも不利だし1サイクルだけでも十分な気がしますがね~。

それと下の方のはどんな本ですか?あんまり変なのは見るだけ無駄なのでよければ教えてください。
返信する
タマノカンザシ系は・・・ (うざね博士)
2008-11-24 03:42:51
 コメントありがとう。タマノカンザシ系は本当にそういう性質がありそうです。ほかに芽出しが遅いのかな早いのかな、などなど。やはり、どんな植物でも一年間追いかけないと、自信を持って言えませんね。

 ダメな園芸書の話ですが、一般的な話ですので気になさらないでください。知ったかぶりで浮薄なWEB上の園芸相談、園芸書出版ビジネスの話になります。
 M・Tさんには無縁なことと思われます。
 わたしは妙なところがあり、造園設計作品もそうですが、園芸関連の本にも実は個別に批評したくなる性分です。しかし、今は難しい現状と心境。

 ではでは、また、また。
   
返信する

コメントを投稿

ぎぼうし栽培日記」カテゴリの最新記事