曇り空、そろそろかなと思っていたら霧雨のようのな雨が降り始めた。やがて、本降りにかわる。梅雨の前触れだ。今日は日曜日、NHKの「小さな旅」、もないし、なんだか意欲もわかないし、テレビ画像の前で徒然としている。
そうかと気づき、雨水をためる大きな植木鉢用の大きめのプラスチック受皿を庭に並べる。昨年から習慣としていて、水道水よりもエコ的な考えで自然の降雨をためて植木や草花の水やりに利用しているのだ。水道料金というお金のかかる消費行為よりもあるものを循環して使うのである。昔は玄関前に置く天水桶などがあった。
最終的ないい案は、屋根からの雨樋の堅樋にホースを直結すること、もしくは子供向きの小さなプールのように枠を作りブルーシートを敷いて雨を受けるのがベストだが、まだ実行できないでいる。そんなこんなで、一斗缶を出したり広口のプラスチック桶を使ったりしたが、現在はこの方法が効率よいようで受皿に落ち着いている。
この雨の降雨量、せいぜいいっても15mmくらいか。わたしは直径30cmはある受皿を5、6個、雨中のなかに広げる。きょうは、夕方までに二度集めてあらかじめ常備している灯油用の18ℓポリタンク2つに満たしていく。最終的な貯水量はポリタンクひとつぐらいか、もっと貯めることができるか。
受皿を置く場所について、雨降りの中を見ていくと、もちろん屋根や障害物のない方が一番適しているのだが、樹木からの水を利用するのもいい手だとかんがえる。集まってくる葉先からの滴下水の直下に容器を置くか、樹木の主幹の根元付近にボロ布を巻き流下する水を容器に誘導する。
森林学では樹幹流という見方や考え方があるが、樹種によって当然ながら異なる。その応用にあたり大きな違いは受け止める葉の大きさと樹形に左右されることにありそうだ。雨水が葉先や葉柄をつたわるか主幹をつたわるのか、である。
以前、なんども「白神山地」の現地を踏査した際にブナの原生林について調べたことがある。ブナの樹木は円錐や塊状の樹形であって、葉が小さく直幹気味のブナは結構、根元へ流れているようで、自然の摂理とは言えよくしたものだなあと感じたことであった。
なんとなく、わたしは早くも梅雨空の中で、やるべきことに物臭になりだれ始めている日常だ。
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