これはミズキの花、細かい白花の粒がびっしりついている。樹種的にはありふれた樹木だ。ちょっと気が早いが、紫外線の強い光の中、初夏の訪れを告げる山の花と言ったところか。
青葉繁れる山の中で、肉厚のようで大柄な葉の付き方、どっしりした樹形は地味派手というか、はんなりした風情を顕わにしている。今の季節では山の主といったところでしょうか。
あのハナミズキと同じミズキ科。伐ると、白っぽい切り口から水が流れ出す。木材的に加工しやすいので、既に知られているように東日本の民芸品ではこけしのもとになる。
わたしには思い入れのある木で、東北の田舎では旧正月の頃、繭玉に似せて搗いたばかりのちぎった餅をこの枝の先に挿して神棚などに飾る。地元では縁起木扱いである。わたしが小さい頃、まだ、雪の残る山に枝ぶりのいいミズキを探して切り出してくる。
おもに沢沿いに生えていて、落葉樹なのだがこの木は冬の幹の色が赤くて見つけやすく、父と一緒に持ち山に入っていく。もうすぐ正月のハレの日、その時分、わたしはいつもうきうきしていた。
花壇や庭・植物のご相談に際して、連絡方法は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのホームページから入りお問い合わせくださいませ、ませ。
青葉繁れる山の中で、肉厚のようで大柄な葉の付き方、どっしりした樹形は地味派手というか、はんなりした風情を顕わにしている。今の季節では山の主といったところでしょうか。
あのハナミズキと同じミズキ科。伐ると、白っぽい切り口から水が流れ出す。木材的に加工しやすいので、既に知られているように東日本の民芸品ではこけしのもとになる。
わたしには思い入れのある木で、東北の田舎では旧正月の頃、繭玉に似せて搗いたばかりのちぎった餅をこの枝の先に挿して神棚などに飾る。地元では縁起木扱いである。わたしが小さい頃、まだ、雪の残る山に枝ぶりのいいミズキを探して切り出してくる。
おもに沢沿いに生えていて、落葉樹なのだがこの木は冬の幹の色が赤くて見つけやすく、父と一緒に持ち山に入っていく。もうすぐ正月のハレの日、その時分、わたしはいつもうきうきしていた。
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